グーグルアシスタントに新機能「良いニュース教えて」まずは米国で実験
2018年8月21日、Google Assistant向けの「Tell Me Something Good」機能が米国で開始された。
この機能は文字通り「良いニュース」を読んでくれる機能で、Google Assistant搭載スマホやスマートスピーカーに「Hey Google, Tell Me Something Good」で起動する。
良いニュースについての基本的な考え方は、世界をより良い場所にしようとする人々のニュースであり、具体的には非営利団体のソリューションジャーナリズムネットワークによってキュレーションされたものとなる。
例えば、ジョージア州立大学が卒業率をどのように倍増させ、白人と黒人学生の差を減らしたかといった内容のニュースが20秒程度にまとめられて要約記事として再生されるという。
日常報道されるニュースは嫌なニュース、良くないニュース、解決策のない悲惨なニュースも当然多く含まれており、しかもそういったニュースのほうが目立ちがちでもある。そんな中、良いニュースにフォーカスするという取り組みは非常に興味深い。
現在この機能はアメリカだけの実験的な機能とされている。今後全世界に展開されることを期待したい。
Source:Google
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。