米国Amazonプライム会員の60%がAmazon Echoを所有
2018年8月24日、Business InsiderがAmazonプライム会員のスマートスピーカー所有についてのレポートを掲載した。
興味深い結果なので紹介したい。
米国のAmazonプライム会員の60%がスマートスピーカーを所有、非Amazonプライム会員の30%がスマートスピーカーを所有しているという。
Amazonプライム会員はそうでない場合に比べて、Amazon Echoを選ぶ率は倍という結果となっている。会員であれば使えるPrime Musicがデフォルトで使いやすいなどの特典が効いているということだろう。
今回のデータで最も注目すべきは、Amazonに忠実なユーザーが高い率でAmazon Echoを購入していることよりも、このペースでAmazonプライム会員が購入していくと飽和状態になるのも時間の問題ということだ。最近発表のいくつかの調査資料の中ではAmazon Echoがシェアを落としているデータがあるが、Google HomeやHomePodといったライバルの登場、Alexa搭載サードパーティースピーカーの普及、それに加えてプライム会員の普及が進んだことでペースが鈍ってきていることも影響していそうだ。
Source:Business Insider
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。