2018年8月30日、Alexa Prize 2018のファイナリストが発表された。
「Alexa Prize」は大学生向けのAlexaを使ったコンテストで、会話型AIの分野を加速することに専念する大学生を支援することを目的としたもの。今回のテーマは「ソーシャルボット」を作ることとなっており、ユーザーとエンターテインメント、スポーツ、政治、技術、ファッションなどの人気のあるトピックについて密接かつ魅力的に会話するスキルを作るというものになっている。
15カ国以上の大学からの応募の中から、科学的貢献、技術的メリット、新規性、実行能力などの審査基準で、8チームが選出されていたが、今回選ばれたファイナリストは3チーム。
Alana
Heriot-Watt University
Edinburgh, Scotland
Faculty Advisor: Oliver Lemon
Alquist
Czech Technical University
Prague, Czech Republic
Faculty Advisor: Jan Sedivy
Gunrock
University of California Davis
Davis, CA, USA
Faculty Advisor: Zhou Yu
最終的に優勝チームは50万ドル(約5,500万円)、2位は10万ドル(約1,100万円)、3位は5万ドル(約550万円)の賞金が贈られる。さらにソーシャルボットが4.0以上の評価で20分間、人間と魅力的な会話が達成できれば、そのチームの大学に100万(1億1千万円)ドルの研究助成金が授与される。
2018年11月27日にAIサミットで今年の優勝者が発表される。どのチームが優勝するのか、今から楽しみだ。
Source:Amazon
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。