「中国共産党員」向けスマートスピーカーが登場 共産党のニュースや方針理解に

中国で4億人の登録者数を誇る音声プラットフォームアプリを提供するHimalayaが開発したスマートスピーカー、Xiaoya AI Speakerに、中国共産党の党員向けバージョンが登場した。



ベースとなったのはこのXiaoya AI Speaker。カラーバリエーションもあり、下部に生えた足が特徴のAIスピーカーだ。2017年6月に発売されて、初日に50,000台以上が販売された人気機種だ。



これをベースに中国共産党をイメージした赤い筐体にそのパーティーエンブレムである「鎌と槌」をつけた外見を持つ。



通常のスマートスピーカーとしてニュースや音楽などを聞くことができるのはもちろん、それに加えて、中国共産党の学習コンテンツが聞けるという特徴がある。このコンテンツは中国共産党の考え、方針を理解するのに役立つという。

2018年8月より発売されているが、通常の小売店での取り扱いはなく、中国共産党の群レベルの組織からのみ注文を受け付けているという。

中国共産党は、Wikipediaによれば、2016年末時点で8,944万7千人の党員を数えるというから、その党員向けのバージョンが登場したのはあまり不思議ではないのかもしれない。


Source:頭條日報中华网喜马拉雅FMtmall天猫

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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