メルセデス・ベンツがSoundHoundの「Houndify」を自社インフォテインメントシステム「MBUX」に統合

2018年9月14日、メルセデス・ベンツがSoundHoundとの提携を発表した。

メルセデスの車載インフォテインメントシステム「Mercedes-Benz User Experience(以下MBUX)」に関する提携で、すでにこの領域では2018年6月にニュアンス社とも提携していた。今回さらにSoundHoundとも提携することでMBUXの強化に本腰を入れていることが伺われる内容にになっている。



メルセデス・ベンツの発表によれば、SoundHoundのHoundifyをMBUXに統合したことで、ローカル検索、スポーツニュース、株価ニュース、単位計算、一般的な質問、時差計算などに対応したという。



この最新MBUXはまず北米のメルセデス・ベンツAクラスで利用可能になる。

なお、先日SoundHoundはプジョー、シトロエンなどの親会社グループPSAとも提携を発表するなど車載音声アシスタント領域で存在感を高めている。

また、SoundHoundは2018年5月に1億ドルの資金調達を発表しているが、出資者にダイムラーも名前を連ねていたためメルセデス・ベンツでの採用も順当な流れではある。



Source:Mercedes-Benz

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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