「HOTEL EMIT SHIBUYA(ホテルエミット渋谷)」は宿泊客へのサービス向上を目的として、スマートスピーカーを全客室とフロント・ロビーに設置する。
シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社(SDH)、株式会社ボルテックス、TradFit株式会社の3社が発表した。「HOTEL EMIT SHIBUYA」はボルテックスが開発を手掛け、SDHが一括受託運営を行っている。本日、10月1日より開始予定。
利便性向上と業務オペレーションの効率化
今回の取り組みでは、利用中の顧客からフロントへの問い合わせに対して、クラウドベースの音声サービスを搭載したスマートスピーカーを設置し、TradFitがホテル向けに同時に開発・提供するサービスを付加し、スマートスピーカーに連携させた独自開発のチャットボットサービスにより、顧客の利便性向上と業務オペレーションの効率化を図るという。
顧客が話しかけた内容が、スマートスピーカーが返答できない内容や、対応できない言語の場合、スマートスピーカーの画面にチャットボットのQRコードが生成される。そして、表示されたQRコードを顧客自身のモバイル端末で読み込み、ネイティブ言語で質問内容を送信すると、その内容がホテルのスタッフ側が設定した言語に自動翻訳されて、送信されるため、チャットボットを通じて多言語でコミュニケーションを図ることが可能となるしくみだ。
スマートスピーカーは、最大17言語に対応可能で、顧客にとっては、フロントに電話する手間や言葉の壁がなくなり、ホテル周辺のレストランや観光スポット、ラジオ、交通案内等、様々な情報を得ることが可能となる見込みだ。
英語、日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、タイ語、フランス語、インドネシア語、ベトナム語、スペイン語、イタリア語、マレー語、ミャンマー語、ドイツ語、ロシア語、メキシコ語、ポルトガル語。
導入されるホテルは、HOTEL EMIT SHIBUYA (ホテルエミット渋谷)。渋谷駅から約6分程度。導入されるサービスは「フロントへの問い合わせの自動化/効率化」「問い合わせの管理画面への通知」「多言語対応チャットボット」「周辺施設への送客レコメンド」「ニュース/音楽/アラーム設定」「客室間/フロント電話」「室内家電のIoT化」となっている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。