アマゾンの新特許! Alexaが咳や鼻声を把握し、風邪薬を提案

Amazonによる最新特許出願の中からAmazon Echo / Alexaに関連する興味深い案件を1つ紹介する。

家の中に設置したAlexa搭載デバイスが、ユーザーの健康状態を病気と判断した場合、薬の手配を行うというものだ。ユーザーとのやり取りの中で、音声以外の情報から病気の兆候や病名を特定してアシストしていくという考え方だ。


Image: Amazon

出願資料の図解によれば、ユーザーがAmazon Echoに空腹を伝えるときに「咳」「鼻をすすった音」を認識し、Alexaはユーザーが風邪をひいている可能性があると考え、体に良いチキンスープのレシピを提案するというもの。

さらにユーザーに対して、咳止め薬を注文するかどうかを尋ねる。ユーザーは会話の流れでそのまま注文することができる。

出願資料の中には病気の検知以外に、ユーザーの感情状態を読み取りそれに合わせたパーソナライズした対応を行う仕組みも盛り込まれている。例えば、疲れや退屈などの状況を把握して、そのシチュエーションに合わせた音楽再生なども可能になるようだ。

本当のアシスタントのような気の利かせ方には驚くばかりだ。

なお、特許出願のすべてが実装されるとは限らないため、Alexaにこの機能が搭載されるかどうかはわからない。


Source:The Telegraph

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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