アンディ・ルービンのEssential Products、スマホ依存を減らす新しい音声デバイスを計画中?
Androidの生みの親、アンディ・ルービン率いるEssential Productsが次期プロダクトとして新しいデバイスを計画しているとブルームバーグが報じた。
Essential Productsは昨年ハイエンドスマートフォンのEssential Phoneを発売。話題にはなったものの販売は順調とは言えず、一時期は身売りの話もでているほどだった。
また家庭向けデバイスとしてEssential Homeを発表していた。丸型ディスプレイ搭載の独自スマートデバイスで、登場が期待されているデバイスだった。しかし、今回の報道によれば、新しいデバイスの開発のため、Essential Homeプロジェクトは一旦停止しているという。
今回報じられたデバイスはEssential PhoneやEssential Homeとは全く別のプロジェクトだという。ブルームバーグが報じた新デバイスの噂は以下の通り。
・ユーザーインターフェイスは主に音声コマンドを使う。
・デバイス搭載のAIが予約をとったり、メールやテキストメッセージに自動応答するなど
ユーザーに変わって様々な作業を代行する。
・スマートフォン中毒や依存を解決し、ディスプレイに縛られる時間を削減したい人向けの製品。
・2018年末までにプロトタイプを完成、2019年1月開催のCES 2019でデバイスを発表を目指す。
スマホ依存を減らす、音声中心の操作というコンセプトが受け入れられるのか、今後の展開も見守りたい。
Source:bloomberg
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。