2018年10月22日、QualcommがAlexa voice service (AVS) 開発キットとして「Qualcomm Smart Headset Reference Design for AVS」を発表した。
そもそもAmazon Alexa voice service Development Kitとは?
既にロボスタではAlexa Voice Service(AVS)およびその開発キットについて紹介してきた。詳しくは下記記事を参照いただきたいが、簡単に言えばAlexa搭載製品の開発者向けに、チップセット、音声処理テクノロジー、AVS APIを活用したクライアントソフトウェアをセットにして、開発コストをかけずに商用レベルの音声デバイスを構築するためのキットだ。
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Qualcomm Smart Headset Reference Design for AVSとは?
そして、今回Qualcommが発表したのはAmazon Alexa向けの「スマートヘッドセット」用のキットだ。過去にはなかった製品で、これはAlexa Mobile Accessory Kitを使って構築された最初のBluetoothスマートヘッドセットの開発者向けキットになる。
Reference Design
メーカーがスマートフォンと接続したヘッドセットでAlexaを使いこなせるかどうか評価するためのデバイスとなっている。なおAlexaはウェイクワード起動ではなく、本体のボタンをプッシュして起動するタイプだ。
リファレンスデザインの価格は1ユニット298.75ドルとなっている。
Development Kit
またソフトウェアの開発キットも合わせてリリースされた。メーカーが前述のリファレンスデザインを評価した後、このキットを使うことで自社のAlexa組み込み製品の開発をより効率的かつコスト効率よく行えるようになるという。
Source:Qualcomm
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。