既存の「Windows 10 PC」でもAmazon Alexaが利用可能に!

Windows 10 PC向けにAlexaアプリがリリースされた。これによりWindowsマシンで手軽にAlexaを使えるようになった。


Alexa for PC(Photo:Amazon.com

既に2018年1月のCES 2018で「Alexa for PC」は発表されていたが、これはAlexaがプレインストールされたPCを新たに購入する必要がある。今回のAlexaアプリはAlexa for PCではないWindowsマシンでも動かせるという点でユーザーの裾野が大きく広がったかたちとなる。

Windows 10マシン上でのAlexaは、現時点で「米国」「英国」「ドイツ」の3ヶ国にのみ対応している。ただし日本からでも地域設定を米国にすることで使用することも可能だ。なお2019年には対象国が広がる予定だという。

Alexaの利用の前にMicrosoft StoreからAlexaアプリをダウンロードしてインストールする必要がある。




Windowsマシンの地域設定を「米国」にした後、ブラウザで開いた「Windows Store」の言語設定を「United State(English)」に変更する。Windows Storeのページ内に「Get」ボタンが表示されるのでそのあとは指示に従ってインストールする。

Alexaアプリを起動すると、Amazonアカウントへのサインインが求められる。ここではアメリカのAmazonアカウントが必要となる。




今回ロボスタ編集部では、Microsoft製のSurfaceラップトップを使ってテストを行った。ウェイクワードには対応していない機種のため、音声での呼び出しはできない。「Ctrl+Shift+A」のショートカットでAlexaを起動する設定を行なった。ハンズフリーのウェイクワードで起動できる「Alexa for PC専用モデル」の方が使い勝手は良さそうだ。



まず、ショートカットキーでAlexaを呼び出して、天気を聞いてみた。Alexaは、イラストとともに音声で回答してくれた。


「Alexaの歌」をうたうよう指示してみると、画面には表示されるものの、なぜか音が出なかった。

Windows 10 PCから50,000のサードパーティのスキル、スマートホームデバイスの制御、リマインダー、タイマー、アラームの設定、買い物リストの作成などの機能にアクセスできるという。しかし現時点で、ビデオ、コミュニケーション、Spotify、Pandoraがサポート対象外の機能として明記されていた。

いずれAlexa完全互換になることを期待したいところだ。


Photo:Amazon.com

PC固有機能の音声制御は2019年初頭に追加される予定で、現在のところ使用できない。フォルダやアプリを開くような制御が音声でできるようになればより便利になるだろう。アップデートを待ちたい。


Source:Alexa for PCs @ Amazon.com

僕はこう思った:

なお、ここで紹介したAlexaアプリ以外にも、CortanaからAlexaを呼び出すこともできるので、お好きな使い方をどうぞ。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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