アスラテック、建設機械遠隔操縦人型ロボット「KanaRobo」向け体験型コックピットコントローラーを開発

アスラテックは、株式会社カナモトが開発した建設機械遠隔操縦人型ロボット「KanaRobo(旧称「DOKA ROBO3」)」向け体感型コックピットコントローラーの開発に協力したことを発表した。「KanaRobo」は、工事現場で活用される建設機械を遠隔操縦することができるロボット。災害時の危険地域など人の立ち入りが制限される場所での活躍が期待されているが、通常の工事現場においても、遠隔操縦を通して人員の有効活用や作業効率の向上などを見込んでいる。


コックピットにKanaRoboを乗せ、遠隔地から体験型コックピットコントローラーで操ることができる

従来の操縦コントローラーには、卓上のプロポ型コントローラーや、実際の建設機械のコックピットをベースにしたコックピット型コントローラーなどが用いられていたが、現場の利用者から「掘削の感覚や衝撃を感じたい」と要望が寄せられ、体験型コックピットコントローラーが開発された。

体験型コックピットコントローラー

この体験型コックピットコントローラーにより、建設機械の傾きや振動がユーザーが座る運転席にフィードバックされ、これまでよりも臨場感のある遠隔操縦体験ができるようになった。建設機械に取り付けた3軸ジャイロセンサーからの信号を体感型コックピットコントローラーが受け取り、その情報を基に3軸シリンダーで運転席を動かすことで、実際の建設機械の運転席の状況を再現する。

Source:アスラテック株式会社

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ロボスタ編集部

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