AIとドローンで農薬を激減!あんしん・安全な「スマート米」をオプティムが「スマートアグリフーズ直送便」で販売開始
株式会社オプティムは、AI・IoT・ビッグデータを活用したプラットフォームを開発し、農業に積極活用している。
同社は2017年12月に「楽しく、かっこよく、稼げる農業」を実現するとして「スマート農業アライアンス」を設立。AI・IoT・ビッグデータを活用した「スマート農業」を推進している。
その中のプロジェクトの一つに「スマートアグリフードプロジェクト」がある。お米や野菜を販売するWebサイト「スマートアグリフーズ直送便」をオープンし、AIやドローンなど最先端のICT技術を使い、農薬の使用量を極力抑えたあんしん・安全なお米「スマート米」の販売を開始する。
同プロジェクトはドローンとAIを利用して「減農薬」を達成させることを掲げて、高付加価値の農作物を生産、流通、販売するものだ。詳しくは公式Webサイト内のニュースにて確認できる。
「スマート米」とは
「スマート米」とは、AIやドローンを使い、「ピンポイント農薬散布テクノロジー」を用いて栽培されたお米だ。
同テクノロジーは、生育管理にドローンを活用し、AIによって病害虫が検知された箇所のみにドローンを用いて、ピンポイントで農薬散布を行うものだ。なお、同技術は特許として権利化しており(第6326009号)、この栽培手法は、同社のみが実施できる栽培手法となっている。
今回は、大分県にて「ヒノヒカリ」と「にこまる」を、佐賀県にて「さがびより」を、福岡県にて「ヒノヒカリ」を「スマート米」として栽培し、ピンポイント農薬散布によって削減できる殺虫剤および殺菌剤である「削減対象農薬」の使用量について50%~100%減となった。
今回収穫された3種の「スマート米」は同社が運営するオンラインストア「スマートアグリフーズ直送便(愛称:スマ直)」にて、以下の価格で販売を行っている。
・さがびより 300g:500円/2kg:2,700円/5kg:5,600円/10kg:10,100円
・ヒノヒカリ 300g:500円/2kg:2,700円/5kg:5,500円/10kg:10,000円
・にこまる 300g:500円/2kg:2,800円/5kg:5,700円/10kg:10,400円
http://smartagrifoods.com/
同社は、今後もスマートアグリフードプロジェクトへの参加農家を幅広く募集していき、あんしん・安全な農作物を作り出せるよう取り組んでいくと述べている。
なお、削減対象農薬の使用量においては、当該地域において例年行われている栽培方法での平均的な農薬使用量もしくは当該地域のJA(農業協同組合)に納品する際に守るべき目安となる農薬使用量の基準値と、ピンポイント農薬散布テクノロジーを用いて散布した農薬の使用量を比較したもので、削減量については、年度や地域で異なる場合があるとのことだ。
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株式会社オプティム