セコム、警備ロボット「セコムロボットX2」の実証実験を都営地下鉄駅にて
セコムは、同社が開発した「セコムロボットX2」を活用した警備ロボット実証実験を都営地下鉄施設内で行うことを発表した。
今回の実証実験は、東京都が「警備・警戒・見守りに資する技術・サービス」としてロボットの実証実験を行うとし、セコムが実証実験協力企業に選定されたことにより開始される。
「セコムロボットX2」は、2005年に登場した、敷地内を自動で巡回し、異常個所の発見や不審者への威嚇を行う「セコムロボットX」の次世代機。セコムロボットXの機能を進化させ、屋内外において自律で走行を行い、搭載したアームによる点検が可能となった。
今回の実証実験では、セコムロボットX2が、巡回監視ルートを自律走行し、アームに搭載された距離画像センサーと熱画像センサー、金属探知機により、不審な放置物やゴミ箱内の点検を行う。また巡回後は定められた立哨ポイントで停止し、周囲の監視を行う。
■巡回走行試験
・ 画像監視/記録機能試験
・ 自律走行試験
・ 監視卓からの開始操作、またはスケジュールによる巡回走行試験
・ 走行ルート上にある、ゴミ箱点検機能(距離画像センサー/熱画像センサー)試験
■立哨試験 実験内容
・ 立哨時の画像監視/記録機能試験
・ 防災センター等内のオペレータとの音声通話試験
・ 多言語による定型音声出力機能試験
不特定多数の人が集まるパブリックスペースにおける警備需要は増加する傾向にあることに加えて、「労働人口の減少に伴い、業務自体の効率化、高度化も求められている」とセコム。最先端技術を駆使した「セコムロボットX2」では、こうした高まるセキュリティニーズに応えるとともに、警備員に代わって業務を行うことで、「労働人口の減少という社会課題の解決にも寄与します」としている。
計2回の実証実験が行なわれる予定で、第1回目は2019年1月中旬、第2回目は2月中旬に予定されている。場所は都営新宿線 馬喰横山駅のコンコース。
セコム株式会社
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。