倉庫ロボットの中国ギークプラス社、170億円の資金調達を発表 事業規模は昨年の5倍に
2018年11月27日
By 山田 航也
2018年11月20日、中国のギークプラス社は、シリーズBの資金調達において、ウォーバーグ・ピンカス、火山石資本、祥峰投資より、総額1.5億ドル(約170億円)を調達したことを発表した。
Geek+は2015年に創業、SLAM式のAIロボット物流ソリューションサービスの提供を行なう会社。同社のソリューションは、自動化・無人化倉庫にすることで、物流倉庫の課題を解決するというもの。現在中国をはじめ、日本、香港、台湾、オーストラリア、シンガポール、ヨーロッパ、米国などの各国に展開し、約5,000台の導入実績を持つ。
SLAM式とはセンサーを用いて自己位置推定と環境地図作成を同時に行うことで、従来必須だったロボット誘導用ラインが不要になった物流システム。作業工程ごとにロボットの移動経路の変更や切り換えが比較的容易に行え、PC1つで簡単に管理することができる。
今回の資金調達は、新製品の研究開発、グローバルな流通ネットワークの確立、顧客サービスの強化などに使用されるという。Geek+のCEO 鄭勇氏は、「今年の事業規模は昨年の5倍が見込まれる」と述べている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。