LINE株式会社は、AI音声アシスタント「Clova」によるホームIoTサービス「Clova Home」に連携するメーカーや対応機器を拡大して強化することを発表した。
「Clova Home」は、「Clova」からインターネットサーバーを経由してIoT機器などが操作できるサービス。機器のON/OFF操作だけでなく、テレビであればチャンネルの変更、照明機器の明るさ変更、その他、温度や強弱の設定など、機器ごとに細かな調整も音声で簡単に行うことが可能になる。
今回の発表によれば、イッツ・コミュニケーションズ、Meross、シャープの機器が既に対応しており、12月には更に東芝映像ソリューションとイッツ・コミュニケーションズの製品が連携する予定だという。
■既に対応した機器
・イッツ・コミュニケーションズ
照明、スマートハブ、エアコン、テレビ、扇風機
・Meross
スマートプラグ、照明
「スマートWiFiプラグミニ、スマートWi-Fi LED電気」
・シャープ
空気清浄機、洗濯機、エアコン
「COCORO AIR(エアコンと空気洗浄機)、COCORO WASH(洗濯機)」
■これから対応する機器
・東芝映像ソリューション:4Kレグザ(テレビ) (2018年12月20日対応予定)
・イッツ・コミュニケーションズ:セットトップボックス、開閉センサー、スマートロック (2018年11月30日対応予定)
【音声による操作の例】
■イッツ・コミュニケーションズ
スマートライト・照明の操作
「照明をつけて/消して」
「照明をXX%に設定して」
「照明を明るくして/暗くして」
エアコンの操作
「エアコンをつけて/消して」
「エアコンを冷房/暖房/除湿/自動にして」
「エアコンをXX度にして」
冷房は25~29℃、暖房は20~24℃、除湿は25℃での設定が可能。
テレビの操作
「テレビをつけて/消して」
「テレビの音量を○段上げて/下げて」
「テレビをミュートにして/ミュートを解除して」
「テレビのチャンネルを上げて/下げて」
「テレビの入力を変えて」
「テレビのチャンネルをXXにして」
チャンネルは1~12chでの設定ができ、音量は1~10段の間で指定して調整。
扇風機の操作
「扇風機をつけて/消して」
温度・湿度の確認
「スマートハブ温度を教えて」
「スマートハブ湿度を教えて」
■シャープ
COCORO AIR(空気洗浄機)
・操作(運転ON/OFF)
「リビングの空気清浄機をつけて」
「キッチンの空気清浄機を消して」
・操作(加湿入/切)
「和室の空気清浄機を加湿モードに設定して」
「子供部屋の空気清浄機の加湿モードを解除して」
・操作(運転モード変更)
「リビングの空気清浄機を自動に設定して」
「キッチンの空気清浄機の風量を上げて」
「和室の空気清浄機を花粉モードに設定して」
・運転状態の確認
運転状況を確認できる。
「子供部屋の空気清浄機の状態教えて」
・部屋の空気情報の確認
部屋のPM2.5濃度/ニオイ/ホコリ/湿度/温度を確認できる。
「子供部屋の空気清浄機の空気の状態教えて(音声操作では空気の汚れ具合(きれい/ふつう/わるい/とてもわるい)のみ可能)」
COCORO WASH
洗濯方法のアドバイス
天気予報や季節、洗濯履歴に応じた洗濯方法をアドバイスしてくれる。
「今日の洗濯をアドバイスして」
「明日の洗濯をアドバイスして」
洗濯状況の確認
洗濯終了などの運転状況を確認できる。
「洗濯いつ終わる」
「あとどのくらいで洗濯終わる?」
同社は、今後も様々なメーカーとの連携、多種多様な機器との対応を進め、日常生活において「Clova」を活用しやすい環境を整えていく方針。
「Clova」公式サイト
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。