アメリカでAlexaの回答をみんなで作る「Alexa Answers」がスタート!
2018年12月6日、米Amazonが自社ブログにてAmazon Alexaの新しい取り組み「Alexa Answers」を発表した。
Alexaの知識は日々増えており、昨年から10億データポイントを追加するほどのボリュームだという。それでも回答できない質問もあり、それを解決するサービスが今回発表された「Alexa Answer」だ。
仕組みは簡単で、Alexaが回答できなかった質問に対して、Alexaユーザーが回答していき、それが次の質問の時に回答として使われていくというものだ。すでに、Alexa Answersのベータプログラムの初月に10万件以上の回答が集まり、何百万回の質問の答えとして使われたという。
今回このベータプログラムが一般公開され、まずは招待制でサービスが開始される。招待された人は専用ウェブサイトでAlexaの様々な質問に回答できる。未回答の質問はカテゴリごとに整理されており、回答したい得意なカテゴリを選べるようになっている。なお、Alexaユーザーが作った回答が利用される時は「Amazonカスタマーからの回答によれば・・・」と冒頭で触れられるため質問者はAlexa Answersによるものであることがわかる。
以前紹介した、わからなかった質問を後でわかったら回答する「Answer Updates」などと合わせて、Amazonが質問に対する回答にこだわっているかがわかる新機能だ。日本でも行われることを期待したい。
Source:The Amazon blog – dayone
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。