LINEの「Clova Friends」で、声認証による個人別の音声メッセージの送受信が可能に
LINE株式会社は、AIアシスタント「Clova」を搭載したスマートスピーカー「Clova Friends」「Clova Friends mini」において、ユーザー個人のLINEアカウントで、音声でメッセージのやりとりが可能となったことを発表した。
「Clova Friends」シリーズは、ブラウンやサリーなど様々なキャラクターデザインを有するスマートスピーカーだ。AIアシスタント「Clova」を搭載して、「ねぇClova」と話しかけて、ニュースや天気などの情報検索、音楽再生、占い、「LINE」メッセージの送信や読み上げ、無料音声通話などのコンテンツ・サービスを音声で操作することができる。
2018年8月には、企業や開発者が作成した機能をユーザーに提供する「Clovaスキルストア」がオープンし、音声だけでタクシー配車が可能になったり、小説集を音声で聞くことができたりなど、様々なスキルが誕生し、「Clova」の利用シーンは徐々に広がっている。
そして、2018年12月10日より、ユーザー個人のLINEアカウントで、音声によるLINEメッセージのやりとりが、「Clova Friends」「Clova Friends mini」で可能となった。
これまでは、LINE Clovaアプリで「家族アカウント」を作成し、そのアカウントと友だちになった人とメッセージの送受信ができるという仕組みだったが、今回の機能追加により個人のLINEアカウントを登録できるようになった。「自分のLINEアカウント」を登録すると、声だけでClovaを通じてLINEメッセージ機能を使うことができ、普段のLINEと同じようにメッセージが送信できる。この「個人アカウント」利用開始に伴い、登録された声で認証をする声認証機能(β版)の提供も開始された。これにより、他人によるLINEメッセージの送受信を防止する。
また「Clova専用アカウント」を登録することもできる。このアカウントを登録しておくことで、スマホを持っていない・普段スマホを利用しない方がClovaからLINEを送受信したり、複数人でClovaからのLINE送受信を利用したりできる。どちらのアカウントを利用するかはClova端末ごとに選べるため、Clovaを置いている場所によっても使い分けることが可能だ。
LINEは今年7月にClovaによる絵文字の読み上げにも対応した。これにより、テキストだけのやり取りではなく、絵文字を使って楽しく会話をすることができる。
LINE社は、今後もより便利でユーザの生活にあった音声体験を提供する展望を述べている。
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郭 心宇中国出身、1993年生まれの25歳。2018年東京大学プロトタイピング・デザイン研究室から修士課程を終了した。中国・日本のロボットを調査しながら、知識と経験を積むことを目的として、ロボスタでアルバイト中。ロボット以外では、スポーツと旅行も好き。日本全国を回ることが三年以内の目標です。