今日から日本発売の「Echo Show」、実機レビューで判明した4つの魅力
本日12月12日、タッチディスプレイ付きのAlexaデバイス「Echo Show(第2世代)」が日本で発売された。第1世代の「Echo Show」は日本で販売されなかったため、この第2世代が日本で使える初めての「Echo Show」となる。
今回の記事では入手した実機をレビューする中で判明した4つの魅力をご紹介する。
魅力① 画面は大きく、見やすく
日本でも先行して販売されている丸型ディスプレイ付きの「Echo Spot」、そして日本未発売の「Echo Show(第1世代)」。それらとの最も大きな違いはサイズ感だ。
筐体のサイズは、第1世代が「幅187mm × 高さ187mm × 奥行90mm」に対して、第2世代は「幅246mm × 高さ174mm × 奥行107mm」。実は第1世代の方が1cmほど背が高いが、第1世代が「正方形」だったのに対して、第2世代は「横長の長方形」となっている。
筐体のサイズと形は、そのままディスプレイサイズの大きさにつながる。第1世代のディスプレイは「7インチ」、一方の第2世代は「10.1インチ」と画面サイズがふた回りほど大きい。
少し離れた場所からでも画面を見ることができ、かつディスプレイはHD対応になっているため、映りも鮮明だ。
ちなみに丸型ディスプレイの「Echo Spot」の画面サイズは「2.5インチ」。画面サイズは全く違う。
魅力② 「Prime Video」にも対応
Amazonのプライム会員にとって特に嬉しいのは、「Prime Video」にも対応したことだろう。今年7月発売の「Echo Spot」はPrime Videoに対応していなかった。
月間プランの場合400円(税込)、年間プランの場合3,900円(税込)で、アニメや映画、オリジナル番組も見放題。
実際には、今日のレビュー時点では「すみません、現在そのサービスには対応していません。」と表示されてしまうが、
箱の裏側には「アレクサ、ドキュメンタルを見せて」という使用例が書かれているため、近いうちに確実に対応されるはずだ。
Prime Videoは発送のタイミングで対応したため、現在はすでに使えるとのこと。
もちろん「Prime Music」も聞くことができる。Dolbyサウンドにも対応しているため、Echo Spotなどと比較しても断然良い音を楽しむことができる。
魅力③ ブラウザから「YouTube」も
「Echo Show(第2世代)」は、「Firefox」と「Silk」にも対応している。レビュー時点では「Firefoxを開いて」ではブラウザを立ち上げてくれなかったが、設定項目は存在するため、日本でも対応するのはほぼ確実だと言っていいだろう。
ちなみに現在でも手間はかかるものの以下の手順でブラウザを立ち上げることができる。
この製品情報ページがブラウザとなっているため、そこから検索も可能だ。
Amazon vs Googleの構図の中で見れなくなっていたYouTubeが見れるのは、Echoユーザーにとっても喜ばしいことだろう。
魅力④ やはり動画が見やすい
ここまで様々な形で動画が見れるようになった(なる)ことを紹介してきたが、やはり「Echo Spot」や「Echo Show(第1世代)」と比較すると、動画が見やすくなったことは魅力的だ。画面が大きいので当たり前とも言えるが、これでようやく画面付きのAlexaをフル活用できていると感じる。
例えばレシピスキル。料理中の手が離せないタイミングでレシピを見たいという人も多い。これまでのEchoシリーズでは「Echoが”声”で案内をしてくれるので、料理中でもレシピを知ることができます」という紹介が多かったが、実際には声だけでレシピを聞くのは辛い。ではEcho Spotはというと、画面が小さく、少し離れると使いづらくなってしまうと感じる人が多かったはずだ。今回のEcho Showにより、初めてきちんとレシピスキルを体験できる気がする。
まだ一部のスキルしか体験できていないものの、「VUI × 大型のディスプレイ」により体験がリッチになったスキルが多いはず。いろんなスキルを試してみたい。
個人的に大きな魅力だと感じたのがこの4つのポイントだが、これ以外にも「アラームや天気が視覚的にもわかりやすくなったこと」、「ビデオ通話が簡単にできること」、「スマートホームの接続が簡単にできるようになったこと」など様々な魅力が見つかった。
「Echo Show(第2世代)」の価格は27,980円。Amazonから本日12月12日より発売されている。日本以外の国では年末に向かうにつれて売り切れも相次いでおり、このタイミングでの入手をおすすめする。
Echo Show