2018年9月20日、米国でAmazonが多数の新デバイスを発表しましたが、その中にさり気なくラインナップ追加されていた「Amazon Fire TV Recast」を入手しましたので紹介します。
Fire TV Recastとは?
Fire TV Recastはテレビ放送を受信して、内蔵ハードディスクに保存しストリーミングできるデバイスです。いわゆるDVR(デジタルビデオレコーダー)です。これを家庭内に設置しておくことで、Fire TVか、Echo Show、Fireタブレット、スマホのFireTVアプリなどを通じて録画した番組をどこででも、どこからでも視聴することができるようになります。もちろん、テレビ放送に加えてAmazon PrimeビデオやNetflixなどのストリーミングサービスにも対応するので、このデバイスを中心に動画を見る生活が激変するはずなのです。
たとえば、通勤途中の電車の中や、昼休みにオフィスで、自宅で録画した動画をスマホで見ることができるのです。しかも単にテレビ放送の録画なので本体を買ったあとは料金がかかりません。これも魅力ですね。録画した動画は、アプリを通じて音声で、番組の読み出し、再生、停止、早送り、巻き戻しなどの操作が可能です。
開封の儀
まずはパッケージを開封していきます。
右側にあるのは参考においたFire TV Stick 4Kのパッケージ。それに比べると存在感のある大きなパッケージです。fire TVシリーズとしてオレンジの箱となっておりAlexaのブルーの箱とは違うラインナップであることがわかります。
開封したところ。本体、ACアタプター、電源ケーブル、説明書が入っています。
説明書は極めてシンプルです。
テレビ放送の受信には別売りのアンテナ、19.99ドルが必要です。本体に電源をつなぎ、アンテナをセットして使います。
本体チェック
続いて、本体をチェックしていきます。
本体は上部にAmazonのロゴがあるだけ。前面はパンチング処理のパネル。
背面にはアンテナ接続の端子、スイッチ、USB,LANケーブル端子、電源探知があるのみで非常にシンプルです。基本的に存在感を感じさせないデザインです。
Echo Show(第2世代)と並べるとこんなサイズ感です。結構大きいサイズです。
現在「2チューナー・500GB・75時間録画」と「4チューナー・1TB・150時間録画」の2ラインナップとなっており、それぞれの価格は現在値引きされており189.99ドル、229.99ドルとなっています。
いろいろ放送の規格の違いもあり日本対応は大変かもしれませんが、日本でもぜひ発売されることを期待します!
Source:Amazon.com
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。