いま売れている「家電リモコン」ってなに? ラトックシステムの「スマート家電コントローラ」を使ってみた【レビュー】
その存在に決して派手さはないけれど、すごく売れてる商品ってあるでしょ。
ラトックシステムの「スマート家電コントローラ」(家電リモコン)もそのひとつ。+Styleの総合ランキングやAmazonのIoT関連機器ランキングで、トップや上位にランクされている商品なんです。
家電リモコンとは
ところで「スマート家電コントローラとか家電リモコンってなに?」「なんで売れてんの?」とか思いますよね。商品の写真を見ても何をするものだかサッパリわかりませんし。
簡単に言うとこれ、テレビとかエアコンとか扇風機とかレコーダーとか照明とか、いつのまにか部屋にたくさんある家電のリモコンの代わりに、「スマートフォンのアプリで家電を操作できるようにしよう」という商品なんです。
スマートフォンはいつも手元に置いているものですから、それで家電を操作できるようになると便利、というわけです
更には、スマートフォンのアプリから家やオフィスの家電が操作できるということは、インターネットに繋がっていれば、外出先からも家電の操作ができるということ。例えば、寒い日に外出先から家のエアコンの暖房を付けて、部屋に入ったらポッカポカなんてこともできるんです。
古い家電のリモコンも
対応する家電はスマートホーム対応の最新機種でなくても、赤外線リモコンを使うものなら、たいていのものはことが足ります。
例えば、うちのテレビは古いタイプなのでプリセットの選択肢に商品名のリストがなかったけれど、「汎用リモコン」を選択してもほぼ今のテレビ・リモコンすべての機能が使えるので便利。
エアコンの場合「なるほど!」
うちのエアコンはテレビよりもっと古い機種。プリセットはもちろんありません。そういう場合はリモコンの全ての機能が使えるわけではありませんが、暖房か冷房か、××度に設定したいかをスマホのアプリから指示できるようにします。
アプリには「暖房 ××度」「冷房××度」というボタンを、よく使う温度ごとに複数登録しておきます。アプリからそのボタンを押せば、エアコンはボタンで設定しておいた温度で動き出すわけです。
なぜ古い機種でも動くかといえば、「暖房21」を登録する際、エアコンのリモコンを暖房で21度にセットして家電コントローラに向かってピッとやって登録するのです。すると家電コントローラはその電波信号を理屈抜きに記憶します。で、スマホのそのボタンが押されると記憶した信号をエアコンに発信するわけです。だから機種が古くても大丈夫なんですね。
スマートスピーカーと連携して声で操作
更にAmazon EchoやGoogle Homeのアプリとリンクすれば、スマートスピーカーから声で家電が操作できるようになります。なんだか「スマートホームきた!」って感じですよね。
ペットのお留守番が気になる人にも
上記、アプリ画面の画像では、下部に温度や湿度等の表示が確認できます。ペットを買っている人の中には、ペットがお留守番している間、部屋の温度が急上昇したら心配だ、という人も多いはず。そんな場合も、この製品を使うと自宅の温度や湿度を外出先から確認したり、部屋の温度が適正でなかったらエアコンをオンしたりできるので安心です。
リモコンって物理的にボタンを押したり、たまに机から落ちたりする機器なので、実は壊れることもよくあります。最近の家電は機器自体にボタンがほとんどなくて、リモコンがないと何もできない、ってこともしばしば。そんな悩みからも解放されて便利ですよ。