JALが対話型ロボット「マカナロイド」を活用した実証実験を開始

日本航空株式会社(JAL)は、株式会社ハタプロの協力のもと、手乗りサイズの対話型AIロボット「マカナロイド」を活用したハワイ島のおすすめスポットを紹介する実証実験を開始した。

JALはこれまで、ホームページや専用アプリにおいて、ハワイの情報をチャット形式で回答するバーチャルアシスタント「マカナちゃん」を展開していた。マカナちゃんは、IBM Watsonをベースとしたバーチャルアシスタントサービスで、自然言語を理解し、チャットで返事をする。アプリでは、Watsonの画像認識や、性格分析などの機能を活用したサービスも提供してきた。

今回行なわれる実証実験は、空港・ラウンジ・店舗などの場において、音声認識機能や画像認識機能などを活用した対話型AIロボット「マカナロイド」を設置し、利用者の年代・性別に合わせて会話をしながらハワイ島のおすすめスポットを提案するというもの。

マカナロイドの開発に協力しているハタプロは、手のひらサイズのマーケティング支援AIロボットZUKKUを開発している。ZUKKUは、小型ながら、AIによる顧客に適した自動応対やカメラ画像分析により、利用者の性別・年齢・平均滞在時間などの情報を取得する事ができ、実世界の店舗の案内ロボットとして活躍をしている。

実証実験の概要は以下の通り。

実証実験概要

■期間:2018年12月下旬~2019年3月末まで(予定)
■設置場所:2018年12月下旬より順次設置

日本国内:成田国際空港国際線サクララウンジ本館、中部国際空港サクララウンジ、関西国際空港発券カウンター、JALプラザ有楽町、日本航空本社ビル2階など

ホノルル:ダニエル・K・イノウエ国際空港発券カウンター、シェラトン・ワイキキJALPAKアロハステーション、ハイアット リージェンシー ワイキキJALPAKアロハステーション

マカナロイドは、日本国内とホノルルに2019年3月末まで設置され、同時に、スマート空港化の一環として空港や現地スタッフの業務支援としての活用の可能性も検討していく。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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