メガネスーパーのメガネ型ウェアラブル「b.g.」を体験してきた!【ウェラブルEXPO】
2014年から開発が進められているメガネ型のウェアラブル「b.g.(ビージー)」が、ついに今年4月から企業向けの販売を開始します。
当初「b.g」は、株式会社メガネスーパーが開発を行なっていましたが、現在は子会社のEnhanlabo(エンハンラボ)が担当。
同社は「第5回ウェアラブルEXPO」で「b.g.」の体験会を行なっていました。体験した様子をレポートします。
キーコンセプトは「視界拡張」。「見え方」と「かけ心地」を追求し、長時間の着用や作業にも対応。医療や教育などあらゆる環境において問題となっている、労働力不足の解消につながる端末。
「b.g.」を体験してみる
b.gを早速体験しようと思いきや、希望者が多く会場は混雑。15分ほど待ち、ようやく体験できることに! 「b.g.」の体験コンテンツ「折り紙」を体験しました。
視界の上の方に「折り鶴の折り方」の動画が流れていて、それを見ながら折り鶴を折りました。わずかな視点移動で「折り鶴」の参考動画を見ながら、両手で作業ができるところが魅力的でしたが、私はちょっと動画のスピードについていけませんでした…。
「メガネスーパーが40年以上にわたり、1000万人以上のお客様と向き合ってきたノウハウを詰め込んでいる」と言うだけあって、装着した際の重さや不快感はほとんど感じませんでした。ディスプレイは上下左右に動かせるようになっており、自分の目に合った位置に固定できます。
顔から1mほど離れた場所に長方形のディスプレイが浮かんでいます。約19インチ(横16:縦9)、解像度は1280×720ということで見やすかったです。
メガネユーザーも考慮! 見づらい・かけにくいから卒業
体験会のあと、Enhanlabo 代表取締役社長 座安さんにお話を伺いました!
里見
「b.g.」を開発しようと思ったきっかけからお話を伺えますか?
座安さん
1つは、BtoBの商売をしたかったということ。もう1つは、私たちがメガネを40年間ほど扱ってきたノウハウを使い、最適な目のケアができると考えたからです。
里見
なるほど。「b.g.」は、どのような特徴がありますか?
座安さん
両目でディスプレイが見えることがポイントです。片目だけで見ると疲れちゃうんですよね。他には、ノンシースルーディスプレイなところです。見えやすさを追求した結果、透明では無い方が良いという結果になりました。また、55gと軽く、オーバーグラスタイプで、メガネをかけている人でもかけやすいという特徴があります。
里見
メガネをかけている方々を考慮されているところはメガネスーパーさんらしいですね。BtoBとのことですが、どのような業種の方々に使用される予定ですか?
座安さん
現在は、医療や物流での受注があります。ディスプレイで手順書や動画を見ることができるので、何かを参考にしながら作業をしたい方々にご活用頂けたらと思います。
里見
ありがとうございました!
今後、BtoBの医療や物流、エンターテイメントなど、様々な業種で活用ができると感じました。更なる軽量化や見た目の改良にも期待しています。
b.g.