花粉観測機「ポールンロボ」の最新型はWi-Fi不要 全国に1000台発送へ
株式会社ウェザーニューズは、独自に開発した花粉観測機「ポールンロボ」の新型となる「”Wi-Fi要らず”のポールンロボ」を開発したことを発表した。同社は、一般ユーザーとともに花粉症に立ち向かう「花粉プロジェクト」を2005年から実施しており、今年も全国の家庭や病院、企業に約1,000台の『ポールンロボ』を設置していく。
花粉プロジェクトは、一般の方、医療機関、企業、学校などと協力して花粉対策に取り組むプロジェクト。毎年、家庭や病院などに、オリジナル花粉観測機「ポールンロボ」を設置し、地域に密着した花粉観測と症状報告を活かし花粉症の方に役立つ情報をリアルタイム発信している。すでに応募は終了し、ポールンロボは、1月中旬頃に設置が完了する予定。
『ポールンロボ』は直径約15cmの球体型花粉観測機。空気中に含まれる花粉をカウントし、観測した花粉量に応じて目の色を「白」「青」「黄」「赤」「紫」の5段階に変化させることで、簡単に花粉の量を知ることが可能。
ポールンロボは、目、鼻、口がかたどられており、口の部分からは成人の呼吸量と同量の空気を吸い込むことで、人の呼吸時とほぼ同量の花粉を観測できるように設計されている。
ポールンロボによって測定された花粉飛散量の観測データは、22日にオープンしたスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「花粉Ch.」にて、公開される。また、観測データと気象データは、全国の花粉症の方から届く症状報告を合わせて、毎日の花粉予報や都道府県ごとの花粉シーズンインやピークの発表、さらにプッシュ通知サービスなど、各種花粉コンテンツにも活用されるという。
今年は6年ぶりの花粉の大量飛散が予想されており、同社のアンケートによれば、すでに花粉症の3人に1人が花粉を「感じている」ようだ。
同サービスに登録すると、花粉飛散の開始・ピークのタイミングが毎朝6時に分かるようになる。さらに、花粉症チェックシートに記入すると自分にあった症状対策が提供される。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。