Fi株式会社は、紛失防止IoTデバイス「MAMORIO」を提供するMAMORIO株式会社と提携し、お店などに置くだけで落し物がみつかるMAMORIO Spot対応のWi-Fiアクセスポイント「wiffy」の提供を開始した。
MAMORIOは、Bluetoothを搭載したIoTタグで、荷物や、財布に付けるだけで、紛失した時にスマートフォンを使って落とした場所を確認することができる。しくみとしては、MAMORIOユーザーが他のユーザーの落とし物を(自分では意識せずに)みつける点がユニークだ。他のユーザーが落とした物にMAMORIOユーザーが近付いた時、その場所を持ち主に通知する「トラッキング機能」だ。
そしてもうひとつが「MAMORIO Spot」を設置する方法だ。そこに届けられたり、スポットの周辺で紛失した際、持ち主のスマートフォンに自動で通知が送られる。
MAMORIO Spot 設置場所
MAMORIO Spotとは
例えば、電車の中でMAMORIOをつけた持ち物を紛失した際、その鉄道会社の「落とし物センター」(紛失物預かり所)が「MAMORIO Spot」になっていれば、持ち主の元に届けられたことが通知される。こうした背景から、同社は、各種鉄道の改札、落とし物の集積所、百貨店などに働きかけ、「MAMORIO Spot」の設置を促している。JRでは東京、上野、大宮、千葉の各駅など、東京メトロでは飯田橋駅の「お忘れ物総合取扱所」、銀座線の渋谷駅「渋谷駅事務室」などに設置されている。
置くだけでMAMORIO SpotになるWi-Fiアクセスポイント
「wiffy」(ウィフィー)は、MAMORIO Spotを搭載したWifiアクセスポイント。50台の同時接続に対応し、業務用としても利用者のフリーWifiとしても使用することが可能だ。また設置する場合も、専用のアンテナなどを設置する必要はなく、既設のWi-Fiアクセスポイントを交換するだけで利用することができる。
また同製品は、認知症向けのお出かけ支援ツール「Me-MAMORIO(ミマモリオ)」や、他社と協業で展開しているMAMORIO Insideシリーズについても、同様に、MAMORIO Spot Wi-Fiで検知することが可能。
wiffyが役立つ設置場所としては、MAMORIO Spotが無く、落し物が多く届けられるコンビニエンスストアや、飲食店への設置が想定されており、すでにたくさんの問い合わせが寄せられていると言う。
製品には、Standardと、Hi-Powerがあり、Hi-Powerは、屋内・屋外両方使用することができ、Standardは、屋内のみの使用となる。同製品を導入した場合は、1年契約となり、価格は税別 月額2,980円(Standard)。
導入・申し込みをしたい場合は、以下のサイトで受付中。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。