AI、ロボット、IoT、自動運転など、ディープラーニング分野における世界最大級のイベント「GPU テクノロジ カンファレンス(略称GTC)」が3月17日(日)~21日(木)にかけて今年も開催される。場所はカリフォルニア州サンノゼ。今回で10回目の開催となり、今年もNVIDIAの創業者/CEOであるジェンスン・フアン氏(Jensen Huang)が基調講演に登壇する。(写真は2018年のもの)
同イベントは、AIコンピューティングやディープラーニング技術関連の未来についてAIエキスパートや有識者たちが語り合い、関連企業が展示ブースを出展するイベント。NVIDIAの主催のため、主にGPUやCUDAなど、NVIDIA関連情報が中心になるものの、今後のトピックを読み解くのに絶好のイベントとなっている。
今年度のトピックとしては、AI/ディープラーニング、加速データ科学、グラフィック/シミュレーション、インテリジェントマシン/IoT、高性能コンピューティング、データセンターとクラウド、開発者ツール、ビジネスのためのAIが上がっている。
CEOの基調講演は3月18日の午後2時から
今回のカンファレンスでは、AI、データセンターおよびクラウドコンピューティング、ヘルスケア、金融、電気通信、自律走行車、ロボティクス、IoTの各分野から発表者800人以上、出展者200社以上が集結する。
毎回、最も注目を集めるNVIDIAのCEO ジェンスン・フアン氏の基調講演は現地時間の3月18日(月)の午後2時から(日本時間の19日朝)。GTCの会場ではなく、近くのEvent Center at San José State Universityにて行われる。テーマは、AI、自律走行車、ロボティクスにおけるNVIDIAの最新イノベーションについて紹介される予定だ。
GTCでは他にも、丸1日かけて行われる5つのワークショップや、Deep Learning Instituteによる50を超えるセッションで、CUDA、ロボティクス、自律走行車、ビデオ分析などに関する最新技術を学ぶことができる。
アドビ、アリババ、アマゾン、アナコンダ、アウディ、オートデスク、バイドゥ、ブルームバーグ、BMW、キャピタル・ワン、欧州原子核研究機構 (CERN)、シティ、ダウ・ケミカル、グーグル、IBM、ジョンズ・ホプキンズ大学、モントリオール学習アルゴリズム研究所 (MILA)、マサチューセッツ工科大学、モルガン・スタンレー、NASA、NTT ドコモ、オークリッジ国立研究所、オレンジ、プリファード・ネットワークス、プリンストン、レッドハット、スクリプス、スタンフォード、テンセント、トヨタ・リサーチ、清華大学、東京大学、ウーバー、カリフォルニア大学バークレー校、ベライゾン、ボルボ、ウォルマートなど
出展者には、シスコ、デル、グーグル、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、HP、IBM、キネティカ、レノボ、マイクロン、マイクロソフト、ネットアップ、オラクル、サムスン、スーパーマイクロなどの名前が発表されている。
NVIDIAのグレッグ・エステス氏(Greg Estes)は、GTCについて次のように述べている。
「AIに関心をお持ちの皆様にとって、シリコンバレーで行われるGTCほど幅広い開発者や意思決定者との出会いの場としてうってつけの機会は世界にありません。学術研究機関やFortune500企業、公共部門の専門家がAIをはじめとする先進技術のさらなる発展につながる最新の成果を発表するイベントとして、その規模はこの10年間で10倍に拡大しています。」
参加は有料、2月8日まで$50(5千5百円)〜最大$300(約3万3千円)の割引価格でパスが購入できる早期割引などが用意されている。