ウェザーニューズ、路面の雪状態をリアルタイムに認識するAIシステムを開発

路面の雪が、積もった状態なのかシャーベットなのか乾燥しているのか、この判断は遠目には人間でも難しい。

ウェザーニューズは、雪に関するAIモデルを構築し定点カメラの映像/画像から、このような路面状態をリアルタイムに自動認識する「AI道路管理支援システム」のプロトタイプの開発に成功したと発表した。

これは、積雪・圧雪・シャーベット・乾燥などの画像データ上の特徴の微妙な違いをAIが機械学習し、これらが混在する複雑な路面状態をリアルタイムに認識することができるというもの。ウェザーニューズは、AIシステムを使うことで、従来の画像解析の方法では判別が難しい夜間に吹雪の中を車が走行している状況でも路面状態を正確に把握することができるとしている。

現在、雪氷作業は主に気象予報と定点カメラや巡回による目視によって判断されている。しかし、数十カ所に及ぶモニタ画面を人の目で確認するには限界があり、また従来のAIが用いる画像処理の手法はカメラのアングルや明るさの変化に対応できないため、アングルを頻繁に操作して監視を行う実際の業務には不向きとなるという。

そこで同社は、AIモデルの設計を見直すとともに教師データを独自に構築・学習させることで、カメラの向きや設置場所の変化に対応しながら多様な雪の状態を認識できるAIモデルを開発した。



現在、AIモデルはプロトタイプが完成した段階だというが、圧雪やシャーベットなど雪質の微妙な違いをリアルタイムに認識することができるとしている。実際に上の画像に対し、黄色:積雪 42.0%、ピンク色:圧雪 25.7%、緑色:黒シャーベット 32.3%と認識している。

今月5日には、日本気象協会とSpecteeが、カメラから天候状態や路面状態をAIで解析する共同開発をスタートすると発表していた。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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