Nextremerとアスラテック、協働ロボット「UR10」を遠隔制御 2月19日から「HCJ2019」でデモ

Nextremerとアスラテックは、2019年2月19日(火)〜2月22日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「HCJ2019」に共同出展することを発表した。展示では、協働ロボットに取り付けたカメラの画像を画像認識AIが解析し、その解析結果に応じて協働ロボットの制御を遠隔で行うデモンストレーションを実施する予定。

このデモンストレーションは、Nextremerの画像認識AIと、アスラテックの遠隔ロボットコントローラー「V-Sido WebConnect(ブシドー・ウェブコネクト)」の技術を用いて実現されている。

一般にディープラーニングで画像を認識させるには、事前に大量の画像データを用意して学習させる必要があるが、Nextremerの画像認識AIは、1枚のみの学習データで対象物を識別できるという特長を持つ。これにより、頻繁に商品が入れ替わるような利用シーンにおいても、すぐに画像認識を活用したソリューションを実現することができる。また、デモンストレーションのように画像認識AIと協働ロボットを連携させることで、非定型な作業の自動化が可能となる。

アスラテックのV-Sido WebConnectは、インターネット経由でロボットの遠隔制御を可能にするシステム。協働ロボットと画像認識AIの間でやり取りされるカメラ画像やROSの通信をV-Sido WebConnectが仲介することで、インターネット経由での遠隔制御を実現している。展示では、同技術を用いてUniversal Robots社の協働ロボット「UR10」の制御が行われる。


Universal Robots社の「UR10」

またV-Sido WebConnectによる、Universal Robots社の協働ロボットの制御およびROSへの対応は、今回の展示が初公開となる。

今後、両社は作業内容が頻繁に変わるなどの非定型業務が多く発生する物流や、食品加工など定型化・自動化がしづらい業務を行う現場での実用化を目指す。

「HCJ2019」は、「国際ホテル・レストラン・ショー」「フード・ケータリングショー」「厨房設備機器展」から構成される展示会。2019年2月19日(火9~2月22日(金)の4日間、東京ビッグサイトで開催される。公式ページから招待券をダウンロードすることで、入場料3,000円が無料になる。

今回発表されたデモは、HCJ2019内「サービス産業向け次世代技術EXPO」エリアにあるRobiZyブース(ブース番号:7-D27)で行なわれる。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム