2019年2月21日、サムスンがサンフランシスコで新製品発表会「Galaxy Unpacked 2019」を開催した。そこで注目のデバイスが多数発表されたので紹介したい。
Galaxy Fold
今回の最大の注目デバイスは、Bixby搭載の新型スマートフォン「Galaxy Fold」。
折りたためるディスプレイを持つスマートフォン。画面を広げればタブレットのように大画面が活用できる。折りたためば普通のスマートフォンのサイズだ。4月26日発売予定。価格は1,980ドル、日本円でおよそ22万円という値段もインパクトがある。
Samsung / Samsung Unfolds the Future with a Whole New Mobile Category: Introducing Galaxy Fold
Galaxy S10
Bixby搭載の新型スマートフォンのフラッグシップモデル「Galaxy S10」。
通常のスマートフォンの形状をしたS10e、S10、S10+、S10 5Gの4モデルがラインナップされる。3月8日発売予定。
Galaxy Buds
Bixby搭載ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds」。
Apple AirPodsに対抗すべく以前のモデルから大きく改善された左右独立型のイヤホンだ。
筐体はスリムで軽量。6時間稼働するバッテリーを内蔵、Bluetooth 5サポート、ケースはQi充電対応。そしてGalaxy S10の背面からリバースチャージもできる。イヤホンのスピーカーはAKGがチューニングした高音質な設計。カラーはブラック、ホワイト、カナリアイエローの3色展開。3月8日発売予定で、価格は129.99ドル。なおGalaxy S10またはS10+を事前予約すると無料でもらえる。
Galaxy Watch Active
新型スマートウォッチ「Galaxy Watch Active」。
血圧モニタリング、心拍数モニタリング、ストレスチェックと呼吸の練習、フィットネストラッキング、Bixby統合が特徴。ブラック、シルバー、ローズゴールド、グリーンの4色展開。3月8日発売予定で、価格は200ドル。
Galaxy Fit / Galaxy Fit e
新型ウェアラブルデバイス「Galaxy Fit」「Galaxy Fit e」。
活動追跡のために作られた薄くて軽量のフィットネストラッカー。5気圧防水。自動ワークアウト追跡、心拍数の監視、メッセージ、天気予報、カレンダー、スマートフォンからのアラームなどに対応。Galaxy Fitは本体24gで120 x 240ドットのAMOLEDディスプレイを搭載。ブラックとシルバーの2色展開。Galaxy Fit eは本体15gで64 x 128ドットのPMOLEDディスプレイを搭載。ブラック、ホワイト、イエローの3色展開。2019年第二四半期に発売予定となっている。価格はGalaxy Fitで99ドルだ。
Galaxy Home
サムスンCEOがBixby搭載のスマートスピーカー、Galaxy Homeを2019年4月までに発売するとCNETに語ったという。
Galaxy Homeは2018年8月に発表され、2018年11月の開発者会議でもお披露目されていたが、発売日は明らかにしていなかった。
Bixby
新機種の発表に合わせて、Bixbyの対応言語を4つ増えたことも発表された。今回新たに追加されたのは英語(イギリス)、ドイツ語、イタリア語、スペイン語。なお、すでに対応済みだった言語は英語(アメリカ)、韓国語、中国語(北京)。
Galaxy S10、S10e、S10 +、S10 5Gなどのスマートフォン、および過去の一部のモデルで利用可能になるという。
ABOUT THE AUTHOR /
中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。