新型二足歩行ロボット「Digit」が発表 脚だけロボット「Cassie」に上半身と腕を搭載
2019年2月27日
By ロボスタ編集部
米国オレゴン州に拠点を置くAgility Roboticsの二足歩行ロボット「Cassie」は、脚だけという少し奇妙な見た目と技術力の高さで世界中の注目を集めている。
先日公開された動画では人間と同じように階段を一歩一歩のぼる様子が示された。
動画を見れば、「Cassie」の二足歩行技術の高さを知ることができる。
2月26日(現地時間)、Agility roboticsはそんなCassieに上半身と腕、センサー、さらなる計算能力が搭載された新型二足歩行ロボット「Digit」を発表した。
Digit(Photo:Agility Robotics)
Digitは、4自由度のアームを搭載し、最大18kgの重さを持ち上げることができるパワーを持っている。胴体には2つのマルチコアCPUを搭載。制御システムは階段の上り下りや、二足歩行時の足の運び方など、高度な行動を可能にするように徹底的に見直されているという。
歩行制御研究をしていないユーザーでも箱から出して5分以内に起動させることができる。同社のCEO兼共同創設者 Damion Shelton博士は、「レッグモビリティによって幅広いアプリケーションを提供したいと考えているユーザーのためにDigitを開発した」と背景を述べた。
Agility Roboticsは、今年半ばにDigitの価格を発表し、納品は2020年第1四半期に開始する予定だとしている。