Google、スマートディスプレイ向けのGoogleアシスタントの最新機能を多数発表。継続的な会話、通訳モードなど。

2019年3月8日、Googleが自社ブログでSmartDisplayにおけるGoogle Assistantの最新機能を紹介した。

米国でのスマートディスプレイ(Google Home HubLenovo Smart DisplayJBL Link ViewLG XBOOM AI ThinQ WK9など)を対象デバイスに以下の新機能が使えるようになっている。


継続的な会話機能


2018年6月21日にGoogle Home向け新機能「Continued Conversation」(継続的な会話機能)がリリースされていたが、今回スマートディスプレイでも利用可能になった。Continued Conversationを設定でオンにすると、Google Assistantに質問した後、次のアクションで「Hey Google」とウェイクワードを言う必要がなくなり、そのまま次の質問や指示することができるというもの。最初のアクションの完了後、最大8秒間、聞き取りを続けるという仕様だ。


通訳モード


CES2019で発表された「Interpreter Mode」(通訳モード)が、スマートディスプレイで利用可能になった。「Hey Google,フランス語の通訳になって」などと指示をすると、リアルタイムな会話を通訳してくれる「通訳モード」になる。


自宅でスマートホームデバイスを制御


スマートディスプレイの画面を上から下にスワイプするとスマートホームビューと呼ぶダッシュボードが表示され、10,000以上のスマートホームデバイスを簡単に制御できるようになった。


マルチルームオーディオ管理


スマートディスプレイをスピーカーグループに追加することで、家全体で複数のスピーカーから音楽を楽しめるようになった。
スマートディスプレイの画面上のグループ名をタップすることで任意のデバイスの音量も調整できる。


タッチ制御


スマートディスプレイの画面をスワイプすることで不要なカードの表示を消せるようになった。
またクイックセッティングメニューからクイックタッチの設定を行うことで、夜遅くのアラームでパートナーを起こさないようできる。


ライブアルバムの写真をGoogleフォトと共有


スマートディスプレイは使っていない時にデジタルフォトフレームになる。ライブアルバムを選択するとお気に入りの写真をランダムで表示させることができる。気に入った写真は「Hey Google, share this photo with Mom.(この写真を母親にシェアして)」などと伝えることができる。また気に入らない写真があれば削除するよう音声指示できる。


ゲーム


スマートディスプレイを囲んで友達や家族とゲームができるトリビアゲームが用意されている。「Hey Google, Are You Feeling Lucky?」で起動し、ゴルフボールにはいくつのくぼみがあるでしょう?といった質問が出される。



いずれの機能もまだ日本では使えないが、日本でのGoogle Home Hub発売後に速やかにリリースされることを期待したい。



Source:Google

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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