2019年3月19日、米国Voicebot.aiとオーストラリアのデジタルエージェンシーFIRSTが「Australia Smart Speaker Consumer Adoption Report 2019」を発表した。2019年1月でのオーストラリアのスマートスピーカー市場の状況が細かく調査された内容となっている。以下レポートの中から一部を紹介する。
オーストラリアの成人のスマートスピーカー所有
オーストラリアの成人29.3%に相当する570万台となった。
Google Homeの発売からわずか18ヶ月、Amazon Echo、Apple HomePod登場から12ヶ月立たずに昨年の5倍に増加し、米国の所有率を上回った。
オーストラリアのスマートスピーカーの市場シェア
Google Homeが先行して販売されたことでシェアは68.2%と圧倒的。次いでAmazon Echoの14.2%、Apple HomePodの5.5%と続いた。
オーストラリアのデバイス別スマートスピーカーの市場シェア
デバイス別ではGoogle Home Miniが34.3%でトップ。低価格スマートスピーカーのシェアは39%を占める。
オーストラリアのスマートスピーカー所有者のスマートディスプレイ採用度
スマートスピーカー所有者の22.2%がスマートディスプレイを所有しており、米国の13.2%を超えている。
オーストラリアのスマートディスプレイの市場シェア
スマートディスプレイの機種別ではGoogle Home Hubが41.5%と圧倒的。続いたAmazon Echo Showは13.2%だった。
オーストラリアの世帯あたりのスマートスピーカー所有台数
スマートスピーカーを所有する世帯平均の台数は1.8台。2台以上所有も40%以上となった。
スマートフォンで音声アシスタント利用
オーストラリアの全成人の60.9%がスマートフォンで音声アシスタントを使用している。
アシスタント別ではトップはApple Siriの41.4%、続いてGoogle Assistantの31.3%となった。
他にも様々なデータが公開されている。無料ダウンロード可能なので興味のある方は是非元レポートをご覧いただきたい。
Source:Australia Smart Speaker Consumer Adoption Report 2019
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。