本格導入に向けて3体の清掃ロボットの実証実験が3ヶ月間実施、ダイワロイヤルホテル「Royal Hotel 那須」にて

大和リゾートが運営するダイワロイヤルホテル「Royal Hotel 那須」は、ホテル清掃作業スタッフの作業負担の軽減と人材不足を補う作業効率化の一環として、清掃ロボットの実証実験を3月21日から6月21日までの3ヵ月間実施することを発表した。

「Royal Hotel 那須」では、2018年11月に、大和ハウス工業ヒューマン・ケア事業推進部が参画する「日本ビルメンロボット協議会(JBMRC)」との共同プロジェクトとして、清掃ロボットの予備実証テストを実施。予備実証テストの結果、清掃ロボット個々の特性を活かし、人の作業と相互に補完しながら運用することによって、清掃作業スタッフの負担軽減・清掃品質の向上に繋がることを確認している。

今回の実験では、今後の本格導入に向けて、清掃作業スタッフ配置の見直しや、ロボットの効率的な運用方法等を具体的に検証するため、株式会社アクティオから、窓清掃ロボット「ウインドウメイト」と業務用ロボット掃除機「RcDC(アールシーディーシー)」、業務用ロボットクリーナー「ロボプロ」を短期レンタルし、コスト削減の効果測定と品質の向上を目指す。



ウインドウメイト

ウインドウメイト

ウインドウメイトは、永久磁石を搭載した2つのユニットで両面の窓を掃除する清掃ロボット。永久磁石とは、外部から磁場や電流の供給を受けることなく磁石としての性質を比較的長期にわたって保持し続ける物体。これにより、充電が切れた場合でも窓から落ちることがないため、高所にある窓の清掃も可能にする。





RcDC(アールシーディーシー)

RcDCは、自律走行機能を搭載し、屋内床面の清掃作業を自動で行う清掃ロボット。タブレット端末で清掃エリアや運転条件を簡単に設定することが可能で、清掃エリアを最適な経路で塗りつぶすように走行することでゴミを吸引、除去する。また、自動運転時は各種センサーにより障害物や段差を検知して安全走行を行う他、清掃エリアに障害物がある場合は回避して清掃作業を継続する。





ロボプロ

ロボプロは、スイッチボタンを押すだけで簡単に始動する清掃ロボット。業務用ならではの大容量集じんボックス装備し、18Vのバッテリーを2つ装備することにより、約テニスコート3面分の清掃を可能にする。




これらの清掃ロボットは、4月26日~5月7日のゴールデンウィーク中に、「ビルメンテナンスロボット普及促進センター」を運営する株式会社アクティオや日本ビルメンロボット協議会に参画するロボットメーカー各社の協力のもと「Royal Hotel 那須」において展示が実施される。

関連サイト
Royal Hotel 那須

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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