NTTドコモ、5Gの実証実験をグアムで 国内・海外企業と共同実施へ
NTTドコモは、第5世代移動通信方式「5G」を活用した新たな利用シーンの創出に向けて、日本に加え、米国、イスラエルなどの海外企業・団体と共同で、5Gネットワークを活用した実証実験での協力について基本合意したことを発表した。
同実証実験には、グアムの電力会社であるGuam Power Authority、University of Guam Office of information Technologyをはじめ、結婚式運営サービス、マラソン大会事務局など、米国グアム島の主要企業・団体がフィールドパートナーとして参加。実証実験では、先進的なソリューションを提供するソリューションパートナー、ソリューションを利用し、実践的な検証環境を提供するフィールドパートナー、5Gネットワークを提供するドコモという三者の枠組みにより、5Gビジネス創出と社会課題の解決に向けた複数の検証を行う。
具体的には、5Gの低遅延、大容量、高速などの特徴を活かし、高精細なVR映像を活用した遠隔トレーニングの提供、AI監視カメラによる不審者監視システムの実現、式場や挙式の様子を遠隔地から確認でき、実際に現場に参加しているような映像を提供など、さまざまな領域での実証実験を予定しているという。
教育
ソリューション:PLEN Robotics
フィールド:University of Guam, Officeof infomationTechnology(グアム大学)
式場
ソリューション:AMATELUS株式会社
フィールド:アールイズ・ウエディンググアム(グアム、結婚式場運営)
電力
ソリューション:Aegis Systems inc.
フィールド:Guam Power Authority(グアム、電力)
屋外検証環境
JTB「5G×旅行」
ソニー「5G×AIロボティクス」
新日鉄住金ソリューションズ、メリテック、スペースエンターテインメントラボラトリー「5G×ドローン」
またドコモは、パートナー協創のグローバル拡大に伴い、5G技術検証環境である「ドコモ5Gオープンラボ」を本日、米国グアム島に開設。同施設ではパートナーのさまざまなニーズにいち早く対応し、日本とは異なる米国での検証環境を提供する。さらに、2019年夏以降には、5Gネットワークの屋外における検証環境を整え、5G対応端末と5Gネットワークの組み合わせによる実践的な検証が可能になる予定。
同検証環境を活用するため、日本国内の企業・団体に加え、5Gの先進技術を有する数多くの海外ベンチャー企業が、ドコモとの国境を越えた5G実証実験に参加表明しており、5Gオープンパートナープログラムに参加する海外の企業・団体は既に80社を超えているという。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。