ニューハート・ワタナベ国際病院は、手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチサージカルシステム)」を用いたロボット手術の件数が、開院(2014年)から600件を突破したことを発表した。ロボットを用いないものも合わせると、心臓手術の実績は2,000件以上にのぼる。
ニューハート・ワタナベ国際病院は、心臓大血管疾患および胸部疾患を中心とした先端的高度専門治療を行う病院。手術支援ロボット「ダビンチ」を用いたロボット手術は、骨を切ることなく数カ所の小さな穴だけですべての操作を行う完全内視鏡手術のため、術中の出血が少なく、術後の痛みも軽い手術のため、早期の社会復帰が可能となる。
小さな穴を4つほど開けるだけで行えるロボット手術は、患者の回復力に大きな違いがある。これまでの術式と比べ、入院期間は大幅に短縮し、心房中隔欠損症など軽症例は、術後3日程度で退院することができる。
2018年4月からは自己負担であった心臓弁膜症のロボット手術に健康保険が使えるようになり、経済的な負担も軽減された。これにより、同院では、心臓弁膜症の状態にかかわらず基本的に患者全員にロボット手術を行うことが可能になった。
ニューハート・ワタナベ国際病院は今後も常に最先端かつ最高度な技術を追求・実践していくことで、日本のみならず、世界中の心臓病に苦しむ患者をひとりでも多く救うことを目指している。
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。