日本経済新聞社が主催する大型のAIイベント「AI/SUM 2019 アプライドAIサミット ~AIと人・産業の共進化」(アイサム)の開催が明日に迫った。4月22日(月)から24日(水)の3日間で行なわれる本イベントは、豪華な登壇陣が話題だ。
今回の記事では、3日間行なわれるイベント中で、ロボスタが注目するセッションなどを紹介していく。
4月22日(月) -AI/SUM 1日目-
初日の講演は特に豪華だ。9時20分の安倍首相からのビデオメッセージに始まり、9時30分からの世耕経済産業大臣の基調講演へと続く。日本の政治家のトップは、AIにどのような期待を抱いているのか。気になる読者も多いことだろう。
続くのは、NECの新野隆社長。日本を代表するAIのリーディングカンパニーであるNECが、AI社会実装の最前線と、人とAIが協調する社会を実現するために求められる、AI活用ポリシー、人材育成、研究について業界最先端の取り組みを紹介する。
13時からは、東京大学の五神総長が「大学・SINETがデータ・AI時代を切り拓く」と題して、SINET等の情報基盤を持つ大学が、いかにして新しい時代への転換を駆動する中心となるのかを、次世代のビジョンと戦略とともに紹介していく。
同じく13時から、別会場(新丸ビル Room 901)では、日本のAIスタートアップのピッチをまとめて聞くことができる「スタートアップピッチ:NEXT90」が開催される。このピッチコンテストでは、UTECの郷治代表や、500 Startups PartnerのMarvin Liao氏、Hardware Club General PartnerのJerry Yang氏が審査員を務め、上位5社が翌日から開催される世界のAIスタートアップのピッチコンテスト「WORLD 30」へと駒を進める。有望なAIスタートアップのピッチをまとめて聞くことができる、凝縮された時間になりそうだ。
15時からは楽天の三木谷社長による講演が行なわれる。AI部門を拡大し、サービスへのAI導入も進めている楽天 三木谷社長は、AIイベントで何を語るのか。注目の講演となることだろう。
ロボット関連で注目セッション
AIだけでなくロボット業界やAIロボットの導入に興味がある人にもオススメのセッションがいくつか行われる。
まずは、経産省の産業機械課ロボット政策室が登壇する2つのセッションに注目したい。そして、三菱地所の清掃・警備・運搬・配送・案内などの実証実験を中心に、流通や倉庫の自動化にもフォーカスする「AI×ロボット×丸の内」も注目だ。
ロボティクス: 次世代のリーダーたちが描く人とロボットの未来
4月23日(火) 13:00-14:00
きゅんくん、東京大学、経産省
【概要】
AI・ロボティクスの進化は今後も止まることを知らず、社会や人々の生活をあらゆる角度から変えていくだろう。そしてこの来るべき「人とロボットが共生する社会」を描き担っていくのは、前例にとらわれず瑞々しいアイディアと実行力を持った若手世代(ミレニアルズ)である。
本セッションでは、着るロボット「METCALF」等を発表し、ロボティクスやアートの観点から国内外で多大なる注目を集める、ロボティクスファッションクリエイター/メカエンジニアであるきゅんくん氏と、これまでのロボコンのレベルを超えるロボットの開発に取り組むとともに、名だたるAI/ロボティクス企業に人材を輩出する東大のロボコンチーム「Robotech」でキャプテンを務める河村洋一郎氏といった、ロボティクス分野において世界大で活躍する次世代リーダーたちをパネリストとして迎え、彼らが今考えること、そして彼らが描く人とロボティクスの未来やそれらに向けた課題等について、議論を深めていく。
我が国ロボットの展望と戦略
4月24日(水) 10:00-10:50
本田技研、川崎重工、明治大学(シークセンス)
【概要】
産業用ロボット出荷世界一位を誇りロボット大国と呼ばれてきた日本。しかしながら近年は、AI等知能系の進化や、産業用に留まらないロボットに対する新たなニーズの顕在化、ユーザ及びプレイヤの多様化など、ロボット産業を取り巻く状況は大きく変化している。そうした中、日本がロボットを最大限活用し社会課題を解決していくためには何が必要か。また、日本が今後もロボット大国としての地位を確保するための方策は何か。本セッションでは、ロボット産業界や学術界の第一線でリーダーシップをとるパネリストを迎え、日本のロボット産業の展望と戦略について議論を行う。
AI×ロボット×丸の内 ~清掃・警備・運搬・物流・会話ロボットの現在と未来~
4月22日(月) 17:05-18:00
三菱地所、ソフトバンクロボティクス、GROUND、ロボットスタート
【概要】
「ビジネスマンで賑わう街 “丸の内”、実は夜になるとロボットで賑わっている」
AI×ロボットで既に何が起こっているのか。
これから何が起ころうとしているのか。
三菱地所の丸の内や横浜での実証実験を中心に「AI×ロボットで街やビジネスがどう変わるのか」を具体的に考える。
チケット概要
「AI/SUM 2019 アプライドAIサミット」は明日、4月22日(月)~24日(水)、東京丸の内を中心に開催される。
「AI/SUM」のチケット価格は、一般参加が10万円(税込)、学生・教員・公務員は2万円(税込)。このチケットで3日間を通じてセッション等に参加することができる。チケットによっては、イベントで行われたセッションの録画動画へのアクセス権付きのものや、ネットワーキングパーティーへの参加券付きのものもある。
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