「Pepper for Home」対応の新しいロボアプリ4選 チラシ・グルメ・ヘルスケア・カラオケ
コミュニケーションロボット「Pepper」において、ソフトバンクロボティクスとソフトバンクが家庭向けの「Pepper for Home」を先週、新しく発表し、家庭用の機能を今後も拡充していくことがわかった。
それに呼応するように、チラシ・グルメ・ヘルスケア・カラオケ等で、「Pepper for Home」に対応した新しいロボアプリが発表された。今回はそれら4つのアプリを紹介する。
Pepper for Homeは、Androidに対応したPepperの新しい家庭向けサービス。Pepperの胸のディスプレーに表示される画面デザインが刷新され、ユーザーが直感的に使いやすいものとなった。また、会話などをしていない状態でも、時計やニュース、天気などの生活シーンで必要な情報を胸のディスプレーに表示させることができる。
Pepperとの会話をはじめるウェイクワードが導入され、「Hi, Pepper(ハイ、ペッパー)」と呼び掛けると、Pepperとの会話を始めることができる。
アプリケーション4選
今回、紹介するアプリは4つ。日常生活で使用しやすい健康・チラシ・カラオケ・外食を便利にするロボアプリ。なお、Pepper用のロボアプリは今後も充実していく予定。
最大6名の利用者の食事情報を記録「カロミル for Pepper」
「カロミル for Pepper」は、最大6名の利用者の食事情報の記録し、利用登録者の1週間の健康食生活への取り組みをスコアリングし、ランキングスタイルで発表してくれる。さらに、Pepperが健康的な食生活に関する情報や、記録した食事内容に関するアドバイスもしてくれる。
Pepper本体を利用して食事の写真を撮影する。写真は、画像解析AIを用いて栄養素を自動解析・記録する。もし食べ過ぎても、1週間単位での栄養摂取のアドバイスがもらえるため、普段の食生活を改善することができる。
会話しながらチラシを閲覧できる「Shufoo! for Pepper」
Pepperで買い物情報、チラシの情報を見るロボアプリ・サービス。「Shufoo! for Pepper」は、従来の「Shufoo!」とは異なりボイスコミュニケーションに特化した専用アプリで、ユーザーは会話をしながら店舗のセール情報などを取得することが可能になる。例えば、チラシ閲覧時に「大きく」と話すとチラシが拡大し、「めくる」と話すとチラシの裏面を表示するなど、音声のみで操作することができる。また、画面待機中に「今日は何を買うの?」「やりくり上手な人って僕好きだな」など、Shufoo!ユーザーに向けた言葉を発信したり、特定の言葉に反応するサプライズも仕掛けられている。
なお、これまでの「Shufoo!」アプリと同様、近所の店舗やお気に入り店舗の新着チラシ情報の通知機能は変わらず、毎朝「Pepper for Home」がお知らせしてくれる。
Pepperとデュエットできる「ペパカラ」
「ペパカラ」は、Pepperと一緒にカラオケが楽しめるアプリ。Pepperに話しかけることで、Pepperが選曲から演奏、季節や時間に応じた曲をおススメしてくれるほか、歌声合成技術により、Pepperが人気曲を歌ってくれたり、一緒にデュエット曲を歌うことも可能。サービスは無料でカラオケ人気曲を中心に100曲が配信予定。
リピート指数が高いお店を厳選するグルメSNS「シンクロライフ for Pepper」
「シンクロライフ for Pepper」は、Pepperが利用者専用のグルメコンシェルジュとなり、毎日1件のオススメなレストランを紹介する。同アプリには、スマートフォンアプリ版シンクロライフのグルメAIエンジンが使用されており、19万件以上の口コミの中で、SNS上にて一定以上の人気があり、投稿者のリピート指標が高いレストランが厳選される。
さらにスマートフォン版のシンクロライフアプリとアカウント連動することにより双方の利用データが常に同期され、レストラン候補が自分好みにパーソナライズされる。
どのアプリも日常的に活用できるものばかり。
なお、「Pepper for Home」のロボアプリはAndroidの開発環境と専用のソフトウエア開発キット「Pepper SDK for Android Studio」で制作することができる。家庭向けのPepperロボアプリは今後も拡充される予定とのことなので、注視していきたい。
Pepper for Home