Googleアシスタント対応スマートホームデバイスでエコな生活を実現しよう
2019年4月22日、Googleが自社ブログにてGoogle Assitantを活用した環境に優しい生活のノウハウを紹介した。
主にスマートホーム制御によって消費電力を削減し、結果的にCO2排出量を減らすというものになっている。日本でももちろん使えるテクニックなので参考になればと思う。
省電力のコツ
LEDライトに切り替える
5つの白熱電球をLEDライトに交換するだけで年間最大75ドル節約できる。さらにLEDライトは白熱電球の最大50倍の寿命があり、35,000時間使える。さらにPhilips Hueのようなスマートライトであれば音声で制御したり、消灯スケジュールを自動化することもできる。
ENERGY STAR適合製品を選ぶ
ENERGY STAR(国際エネルギースタープログラム)マークの付いた家電製品は省エネ性能の優れた製品となっている。
スマート家電として冷蔵庫、食洗機、オーブン、空気清浄機、エアコン、ファンなどを導入すれば、Google Homeから「ファンの電源を切って」などと音声制御できる。
サーモスタットをアップグレードする
Nest Learningサーモスタットのようなスマートサーモスタットを導入することで年間平均131ドルから145ドルの電気代が節約できる。また音声指示でエコモードにしたり、自動温度調整によってエネルギー消費を削減する。
水漏れセンサーを導入する
米国の平均的な家庭では年間9,400ガロンの水漏れがあるという。これを防ぐためにLeakSmartやFlo by Moenなどのスマート水漏れセンサーなどを導入することで解決できる。
庭での水の消費量を抑える
庭のスプリンクラーの制御もRachio 3 Smart Sprinkler ControllerやRain Bird Irrigation Controllersなどのスマートコントローラーを使うことで効率よく水の量を減らすことができる。
スマートホームデバイス導入時のGoogle Assistant設定方法
Google Homeアプリで「デバイスの追加」でサーモスタットなどを追加設定する。ルーチン設定を行えば1つのコマンドで複数のデバイスを制御することもできる。これらを使いこなすことでエネルギーを節約することができるというものだ。
Googleの気候変動への取り組み
Googleはアメリカの家庭のエネルギー消費を減らすべく、nest Power Projectを推進。2023年までにNESTサーモスタットを低所得世帯100万に提供するといった取り組みを発表している。
Source:Google Blog
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。