2019年5月9日、米国の子どもの権利保護団体(Campaign for a Commercial-Free Childhood:CCFC、Center for Digital Democracy:CDD)が米連邦取引委員会(Federal Trade Commission:FTC)に対し、Amazon Echo Dot Kids Editionが子どものプライバイシー侵害しているとし、Amazonを調査することを求めた。
子供からの個人情報を収集し、無期限に保持するのは児童オンラインプライバシー保護法(Children’s Online Privacy Protection Act:COPPA)に違反していると主張したものだ。
Amazonの広報担当者はこれを否定し、Echo Dot Kids Editionは児童オンラインプライバシー保護法に準拠しているとコメントしているという。
実際、Amazonの開発者ポリシーセンターでも子ども向けアプリ(COPPA)に関するポリシーのページが存在しており、Amazonがわざわざ違法なことをするとは思えないのだが・・・。
今後の調査結果も動きがあればお伝えしたい。
Source:Campaign for a Commercial Free Childhood / Center for Digital Democracy
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。