Amazon Alexaブログで新たな車載音声アシスタントに関する新たな調査結果が発表された。
車の中で使える音声サービス、例えば音楽、ポッドキャスト、オーディオブック再生や、予定、ToDo確認などのサービスを活用することで、自動車通勤時の時間をより有意義に使えるようになるため車載音声アシスタントの重要性が増しているという。
以前、AmazonとJ.D.Powerの車載音声アシスタントの米国の調査結果を紹介したが、今回は世代別の調査結果が新たに発表されたので紹介する。なお世代については以下の定義に基づくグラフとなっている。
・ベビーブーマー(Boomers:1946〜1964年生まれ)
・ジェネレーションX(Generation X:1965〜1976年生まれ)
・ジェネレーションY(Generation Y:1977〜1994年生まれ)
・ジェネレーションZ(Generation Z:1995〜2004年生まれ)
次に購入する車選びにおける音声アシスタントの興味
米国の消費者の大多数は車載音声アシスタントを求めている。特にジェネレーションX、Y、Zなど若い世代は80%以上が搭載を求めている。
家庭でのスマートスピーカーやスマートフォンなど他の環境での利用体験が、車内の利用要求につながっていることを示唆している。
次に購入する車で車載される音声アシスタントは家庭で使っているものと同じブランドが良いか?
米国消費者の大多数は、家庭で使っている音声アシスタントとおなじものが車載されることを望んでいる。とくにジェネレーションYが83%と高く要望していることがわかった。
お気に入りの音声アシスタント搭載有無は、自動車メーカーの選択に影響するか?
若い世代は特定の自動車メーカーブランドよりも音声アシスタントのブランドを重視している。ジェネレーションYの74%、ジェネレーションZの79%は音声アシスタントのブランドが車種選定に影響すると回答している。
今回の調査結果は、若い世代は車での中で楽しめること、生産的であることを期待しており、車載音声アシスタントがその体験の鍵になっている。ジェネレーションYにとって自動車所有が重要になるライフステージが近づくにつれ、自動車メーカーは車載音声アシスタントの組み込みを考える必要があると結論づけている。
Source:Alexa Blog
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。