ソフトバンクがAI清掃ロボット「Whiz」のレンタルサービスを開始、料金プランも発表
ソフトバンクは、オフィスや業務フロア向けのバキューム型AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」のレンタルサービスの開始と料金体系を発表した。同社は、Whizのレンタルに加えて、専用サービスデスクなど充実したサポートや保証サービス、各種オプションサービスなども提供する。
Whizは、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する乾式のバキューム型のAI清掃ロボット。今回の発表では、ソフトバンクロボティクスのWhiz正規代理店であるソフトバンクが行うレンタルサービスに関するもの。同サービスは年契約で、1年、3年、5年と契約期間が異なる3つのプランからの選択となる。
価格は、万一の故障に備えた保証サービスを含んだ料金で、1年契約プランの場合は月額が10万4,800円(1台につき)、3年契約レンタルプランが月額3万9,800円、5年契約が月額2万9,800円となっている。
Whizは、ゴミを吸い取る方式の清掃ロボットで床がカーペットやフローリングの場合に特に優れた性能を発揮する。ティーチングと呼ばれる、自動清掃するルートをロボットに教える作業が簡単に行えることが特徴だ。初回に清掃スタッフが手で押して清掃しながら移動すると、そのルートを自動で学習し、次回からの清掃は自動走行で行うしくみ。そのため、エンジニアなしで導入することができる。
なお、自動走行中にルート上に障害物があったり人が飛び出した場合などは停止したり、避けて清掃を行う。
オプションサービス
同社は、本体のレンタルサービスの他に各種オプションサービスなども提供する。
専用サービスデスクなど充実したサポート
このサポートは専用サービスデスクを開設し、Whizの操作方法が不明な場合や製品の不具合が発生した場合に、電話で相談を受け付けるというもの。また、故障時には代替機を提供してくれる。
万一の故障に備えた保証サービスを提供
同サービスは、Whizが故障し修理代金が発生する場合に、修理を受けることができる保証サービス。このサービスは、Whizのレンタルサービス契約時に含まれているため、万一の故障時に無償で受けることができる。しかし、過度な水ぬれなどが原因で故障した場合は、サービスの適用対象外となるので注意が必要だ。
スムーズな導入を実現するオプションサービスを提供
同オプションサービスは、Whizを実際に操作する人向けに、製品の特長や操作方法などを説明する「導入トレーニング」や、清掃ルートの作成をお手伝いする「走行マップ支援サービス」を有償で受けることができる。Whizを初めて導入したが、使い方がわからないといった人向けのサービスだ。
また、ソフトバンクロボティクスは、Whizを最大1カ月無料で利用できるキャンペーン「AI Clean 元年 日本中のフロア タダでキレイにします」を実施している。同サービスは最大1カ月無料で利用できるというもの。1回めの募集と抽選は1,000施設、2回目は夏に予定されており、対象施設数は2,000施設(合計3,000施設)。
Whizはこれまで、発売開始前に清掃能力の検証や実証実験を15施設で実施。15施設すべてが本契約を行ったという。ロボスタでは、4月10日にソフトバンクロボティクスが開催した報道関係者向け発表会で、同社の代表取締役社長兼CEOである 冨澤文氏にWhiz等について単独インタビューも行っている。(インタビュー記事では、Whizの手ごたえやPepperの評価と今後などについての内容を掲載している)
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。