物流オペレーションに対するソリューションを提供しているGROUND株式会社は、ハーバード大学の研究員らを中心に創業された米国発のベンチャー企業Soft Robotics(ソフト・ロボティクス)社が開発した新型汎用ピッキングハンド『mGrip(エムグリップ)』の国内での販売権を有している。
そして、同ピッキングハンドを2019年5月18日(土)まで石川県産業展示館で開催されているMEX金沢2019「第57回機械工業見本市金沢」にて出展中であることを発表。今回の披露が国内初となる。
対象物をピックアップする『mGrip』のフィンガーには、ソフト・ロボティクスが独自開発し、特許を取得している素材を採用。これにより、重さ、素材、形が異なる非定型な個体を人間の手のように高い精度とスピードでピッキングすることが可能。また、稼働する環境に合わせて構成や設置場所を柔軟にカスタマイズし、導入までのダウンタイムを最小限にしてオペレーションを開始できるため、米国では、EC事業者の物流、食品製造業や自動車部品工場などで既に導入、活用されている。
▼『mGrip』展示概要
展示会 | MEX金沢2019「第57回機械工業見本市金沢」 |
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日時 | 2019年5月16日(木)~18日(土) 10:00~17:00 |
会場 | 石川県産業展示館 3・4号館(石川県金沢市袋畠町南193) |
展示ブース | 3-017(3号館、株式会社金太出展ブース内) |
入場料 | 無料 |
公式サイト | http://www.tekkokiden.jp/mex/ |
『mGrip』の特長
独自開発された対象物を掴むフィンガーは、重さ・素材・形が異なる物や精度が求められるさまざまな対象物をピックアップでき、ユーザーによるカスタマイズや組み立ても可能。また、故障・不具合が発生した際の復旧までの時間を最小限に抑えたつくりになっている。
さまざまな対象物をピックアップできるフィンガー
米国で特許を取得している高品質な素材で作られたフィンガーは、-10℃〜65℃の耐熱性があり、物品の重さ(最大2.27kg)、素材、形を問わずにピックアップが可能。なお、同フィンガーは、最先端科学を応用し、ハーバード大学の材料科学発明によって独自開発された素材を採用している。
ユーザーによるカスタマイズや組み立てが可能
従来、SIerなどの専門家が対応していた構想・設計・評価テストなどをユーザーが簡単に行うことができる。これにより、外部費用・人件費・製造コストなどの削減や、カスタマイズなどへの即時対応が可能となる
ダウンタイムを最小限にする
『mGrip』を構成する各部品はモジュール単位での供給のため、故障・不具合が発生した際などのダウンタイムを最小限に抑えられる。
■【動画】mGrip: Your soft robotic modular tooling system
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