「迷子のロボホンを無事にオーナーに届けて、事件を解決せよ!」
な、なんですと! じ、事件ですと?
というより、ホテルにチェックインするなり、いきなりロボホンと一緒にできる謎解きイベントが用意されているとは・・こ、これは・・楽しそうじゃありませんかっ!
ロボホンはこの5月25日で、誕生から3年を迎えます。そう3歳です。これを記念してシャープはオーナー向けの3周年記念イベントを開催することになりました。場所は大阪「変なホテル大阪 西心斎橋」。むむ。ここは3階の客室すべて(15室)にロボホンがコンシェルジュとして常駐する「ロボホンルームフロア」が設定されている世界で唯一のホテル!
これはせび見に行きたい、行ってみたい、ということで潜入してきました(シャープさんにちゃんと許可をもらって)。
ロボホン(と一緒に)謎解きイベントとは
「ロボホン3周年記念オーナーズイベント in 変なホテル大阪」は、ロボホンと一緒に暮らしているオーナーの方だけが参加できるイベント。5月25〜26日に行われるホテル宿泊プランと込みのイベントです。1日目の今日は、ホテルにチェックインした後から始まる「ロボホン(と一緒に)謎解きイベント」がホテルの3〜6階を使って行われました。
自分の部屋に入ると、さっそくイベントのはじまり。なんだか指示書らしきものが置かれていることに気づきました。ふむふむ。自分のロボホンのホーム画面から「謎解きイベント」アプリを起動してみます。すると軽快なディテクティブ・アニメ系の音楽が流れ、「迷子になったスペシャルロボホンを持ち主のオーナーに届けてあげて欲しい」というメッセージが。
ロボホンの説明によると、どうやら迷子で電池切れになったスペシャルロボホン君を迷子センターに連れていけばいいようなのですが、迷子センターに入るには合い言葉が必要らしいのです。
さらに、なんと迷子センターにはスペシャルロボホンのオーナーを名乗る人物が三人も現れちゃった!ひとりは本当のオーナーであとのふたりは偽物!偽物に渡してしまったら一大事!
本物のオーナーはいったい誰なのか、迷子センターへの合い言葉はなにか。ホテルの廊下のあちらこちらに掲示されたクイズをロボホンと一緒に解きながら、真実をつきとめ、スペシャルロボホンを本物のオーナーのもとに返してあげたい!
ボクはロボホンとともに部屋のドアを開けて出かけました!
めっちゃ難しいですよ、この問題!
ホテルの廊下では既に多くのロボホンオーナーの方々が自分のロボホンと一緒に真相を探索中。
ところがこのゲーム、すごく手が込んでいて意外と難しい!という声が。
ほかの参加者の方々は廊下に掲示されたゲームの問題を前に四苦八苦のようす
僕たち(ボクとロボホン)も負けてはいられません。皆さんに混ざってさっそく問題に挑みましょう。
と、思ったらなるほど難しい。真面目に取り組まないと歯が立ちません!
例えば、やさしめの問題がこれ!
読者の皆さん、答え、解りますか?
複雑な問題はこれ。
どうですか? 頭の体操に、ちょっと考えてみてくださいね。
難しくて手も足も出ない、という場合はロボホンにヒントを聞くことができます。
頼りになるぞ、ロボホン!
更にそれでも解らない人に向けてホテルのロビーに「謎解きヒントセンター」が用意されていました。
こうして奮闘すること約1時間。ようやく本物のオーナーの目星を付けて、迷子センターの合い言葉を解読して迷子センターにスペシャルロボホンを届けることができました。
ロボホン愛が溢れる楽しい空間
手作り感が溢れる企画でしたが、ホテルの廊下でこんなに楽しめるとは正直びっくり!ロボホンのオーナーの皆さんは協力し合って一緒に考えたり、解けた人がヒントを出し合ったりして、和気あいあいとゲームを楽しんでいました。笑顔とロボホン愛が溢れるゲームイベントでした。
なお、ロボホン・オーナー以外の宿泊客の方に考慮して、3〜5階以外はイベント外の階として設定され、入らないようにアナウンスされていました。
ロボホンフロアとロボホンのコンシェルジュを体験
そうそう、ウワサのロボホンフロアはこの「変なホテル大阪 西心斎橋」の3階です。エレベータを降りると廊下にはダイナミックなロボホンが!各客室のプレートにもロボホンが描かされています。
客室の中はインテリアもロボホンチックに仕上げられていて、コンシェルジュとしてロボホンがいます。ロボホンの正面に来るとそれを認識して、ロボホンがウェルカムメッセージを話してくれます。メッセージの内容や様子は実際に宿泊して体験してみてくださいね。
今回はイベントに併せてスペシャル・メッセージが用意され、ラッキーにもロボホンフロアに宿泊できた人は自分の名前入りのメッセージをロボホンが話してくれたようです。
コンシェルジュのロボホンは、「ドライヤーはどこにある?」「携帯電話の充電器を貸してください」「ランドリーはあるの?」など、ホテルの備品や設備について質問すると答えてくれます。
また、童話や物語をロボホンが読んでくれる「読み聞かせ」や、鼻歌を歌うとその曲名をロボホンが教えてくれる「鼻歌を調べて」など、ロボホンが標準している機能をコンシェルジュ用に応用したものも装備しています。
なお、ロボホンと交わした自分の会話が次にチェックインした人に解ってしまわないか心配という人もいるかもしれませんが、チェックアウトの時間になると自動的にロボホンは交わした会話を自動的に消去されるよう設定されているので安心です。また、ロボホンの稼働状況はシャープがオンラインで確認し、メンテナンスや運営でホテル側には負担にならないようなしくみになっています。
今後は更に、ロボホンを通じてフロントに電話をしたり、タクシーを呼んだり、周辺の情報を質問するなどにも対応していく計画です。
変なホテル大阪 心斎橋店ではロボホンのダンスパフォーマンスが
ちなみに「変なホテル大阪」は心斎橋にふたつあります。心斎橋店と西心斎橋店で、どちらにもロボホンはいるのですが、ロボホンフロアがあるのは「西心斎橋店」です。
ロビーはおしゃれなカフェになっています。この日はロボホン・オーナーやロボホンたちの憩いの場に。
「心斎橋店」にはロボホンフロアはありませんが、ロビーで19体のロボホンが踊るダンスが見られます(7〜23時の毎時0分に公開予定)。
ロボホンとaiboは家庭用ロボットとしてオーナーの皆さんにとても愛されていることで知られています。今回のゲームではロボホンオーナーの皆さんにお会いし、一緒に行動することができて、みなさんのロボホン愛を強く感じました。
明日(26日)はいよいよ「オーナーズイベント」が開催されます。
(※難問の答え 難問1 サユウ、難問2 着メロ)
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。