東急電鉄が紛失防止タグ「MAMORIO」のお忘れ物自動通知サービス開始へ 東急線88駅で

東京急行電鉄株式会社は、7月1日(月)からMAMORIO株式会社が提供する紛失防止タグ「MAMORIO」及びタブレット端末版「MAMORIO Spot」を活用した「お忘れ物自動通知サービス」を、東急線各駅(※一部駅を除く)88駅で開始すると5月30日に発表した。
なお、同サービスの導入としては、関東の鉄道事業者として最大規模の設置数となる。

両社は、MAMORIO社が、東急電鉄が実施している、スタートアップ企業と東急グループの事業共創を目的とした「東急アクセラレートプログラム」に応募していたことから、2016年11月から2017年4月まで、東急線渋谷駅にて同サービスを活用した実証実験を行っており、全国約700路線の鉄道・バス事業者へ同サービスが導入されるなど、紛失防止タグの所有者が増加したことなどを踏まえ、東急電鉄は、東急線各駅での正式なサービス導入を決定。

東急電鉄は、今後も、AI(人工知能)やIoT技術なども活用した利便性の高いサービスを提供することで、安全、安心、快適な東急線を目指していくとしている。



紛失防止タグ「MAMORIO」を活用したお忘れ物通知サービス

利用者が紛失防止タグ「MAMORIO」を、所持品に取り付けるとともに、専用アプリをスマートフォンにインストールし、登録することで利用開始できる。MAMORIOを取り付けた所持品を紛失した際、その忘れ物がタブレット端末の設置された駅に届けられ、タブレット端末によって電波が検知されると「MAMORIO」の位置情報を受信し、位置情報を自動的に持ち主のスマートフォンへ通知する仕組みだ。

▼サービス概要

運用開始日 2019年7月1日(月)
サービス提供箇所 東急線全線 88駅(タブレット端末版「MAMORIO Spot」設置個所)
※こどもの国線:恩田、こどもの国を除く
※世田谷線:西太子堂、若林、松陰神社前、世田谷、宮の坂、山下、松原を除く




MAMORIOについて

MAMORIOは、Bluetooth Low Energyを活用したタグを付けるだけで、万が一の紛失時にはスマートフォンを使い、置き忘れ防止アラートと紛失場所の地図表示、ユーザーの相互捜索によるクラウドトラッキングで無くしたものを見つけることができる世界最小クラスの紛失防止IoTデバイス。

クラウドトラッキング機能(特許取得済)は、MAMORIOのアプリを入れているユーザー同士で協力して紛失物を探す機能で、同機能をオンにすると、他のユーザーが紛失したMAMORIOとすれ違った際にその場所を知らせ、紛失物を迅速に見つけることができる。


▼MAMORIO(MAM-003シリーズの場合)

サイズ 縦35.5mm×横19mm×厚さ3.5mm
重さ 3g
電池 リチウム電池、約1年利用可能(※利用環境によって短くなる場合あり)、本体交換プログラムあり(有償)
保証期間 6ヶ月
通信方法 Bluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)
有効距離 約60m
価格 2,480円(税抜)
カラー Charcoal Black / Navy Blue / Milk Beige / Sakura Pink
付帯サービス MAMORIOあんしんプラン(任意加入/有償)

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ロボスタ編集部

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