【CES Asia 2019】アウディ・ルノー・ホンダの中国向け車両にアリババのAI音声アシスタント「Tmall Genie」搭載へ

2019年6月11日より中国上海にて最新コンシューマテクノロジー展示イベント「CES Asia 2019」が開幕となった。さまざまな展示が行われている中で、コネクテッドカーの領域は注目されており、開幕初日に車載アシスタント領域で新たな発表が行われた。





アリババ・グループ(阿里巴巴集団)がアウディ、ルノー、ホンダの中国国内で販売する自動車に「Tmall Genie(天猫精霊)」を搭載するというものだ。

これは2019年1月にBMWが中国向け車両にTmall Genie搭載モデルを発表していたのに続く流れとなる。車内からTmall Genieに話しかけるだけで、アリババで買い物をしたり、映画のチケットを購入できる。また自宅に備え付けたTmall Genie対応のスマートホームデバイスの制御も可能になる。Tmall Genie搭載車両はアウディとホンダはリリース時期検討中で、ルノーは今年中にリリースを目指しているという。

なお直近の動きとして、アウディは次世代電気自動車にAmazon Alexa搭載を発表、ホンダはAI音声アシスタント開発でSoundHoudと戦略的提携、ルノーは次世代インフォテインメントシステムでGoogleと提携といった動きを見せていた。

自動車メーカーは中国市場の対応として、グローバルの動きとは別に中国独自の音声アシスタントを採用していくことになるようだ。



Source:REUTERS / NIKKEI ASIAN REVIEW


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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