ビックカメラ池袋が中国観光客の質問に答えるAIチャットボット「AiME」を実験運用中
2019年6月17日
By 山田 航也
ビックカメラでは、インバウンド観光客向けに店舗案内サービスの多言語対応のチャットボットの実験運用を5月18日より開始している(まずは中国語から)。人工知能チャットボット「AiME」を利用したもので、場所はビックカメラ池袋本店だ。
「WeChat」と連携
チャットボットAiMEは、ゼスティーソリューションズが独自開発した人工知能を利用した自動応答サービス。中国で月間利用者10億人のSNSアプリ「WeChat(微信)」(LINEのようなもの)と連携しており、QRコードを読み取るだけで商品の売れ筋、在庫、価格および店舗のサービスなどに関する様々な情報を瞬時に得ることができる。
店頭に設置されたQRコード
今回の実験運用は、AiMEを導入することによってインバウンド観光客がわざわざスタッフを呼ばなくても気になった事をその場で調べられ、どれだけ快適に買い物ができるか、また店舗のスタッフはどれだけ業務効率をアップできるかについて検証することを目的としている。今回の実験運用が成功すれば、ビックカメラは他店舗への導入も視野に入れているという。
ゼスティーソリューションズは、今回のトライアルでは中国語に特化した案内サービスを提供しているが、近い将来は多言語対応とし、観光、宿泊施設とそのサービスの案内、レストランのメニューの紹介など幅広い業界への展開を目指している。
関連サイト
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。