ユニキャストは「企業受付 for Sota」の新機能をリリースしたことを発表した。新機能は「退館管理機能」「来訪予約機能」「発券機連携機能」「情報入力機能」「注意事項確認機能」の5つ。
来客対応をSotaが行う事で負担を軽減
「企業受付 for Sota」はヴイストンが製造している卓上ロボット「Sota」を用いたロボット受付システム。来客の初動対応をスタッフの代わりにSotaが対応する。そのため、これまで取次ぎを行っていたスタッフの業務の軽減や、本来そのスタッフが行うべき作業を中断させずに、来客と担当者をSotaが直接つなぐ点が大きなメリットとなる。
同社は、来客対応のために本来の作業を中断した場合、再開するのに約25分、中断前の集中力を発揮するにはさらに15分を要するという。そのため、1日に来客が10件もあると、年に約1,120時間の作業時間をロスしていることになる。同サービスを活用することで、受付対応をしていたスタッフの時間的負荷を軽減するとしている。
予約・退館の管理、入館証や整理券の発行が可能に
従来、「企業受付 for Sota」では入館や来訪履歴の管理のみに留まっていたが、今回追加された退館管理機能により、顔認証やQRコードを用いた退館管理が可能になった。また来訪予約機能の追加により、予め来訪を予約しておくことで、顔認証またはQRコードでスマートに受付を済ませることができる。
発券機連携機能では、ユニキャスト指定のレシートプリンターと連携することで入館証や整理券などを発行することができる。情報入力機能は、タブレット端末から来訪者に氏名などを入力して貰うもので、事前予約が難しい店舗の受付や、アンケートとしての利用などで活用することができる。
そして注意事項確認機能では、タブレット端末に注意事項を表示して、同意を求めることができる。例えば、工場のような注意が必要な設備がある施設など、注意事項を周知することが可能だ。
これらの5種類の新機能は、同社が有する50社以上のロボットソリューション導入事例をもとにユーザーの声を収集、それに基づいて開発を行ったという。
ユニキャスト特集 (ロボスタ)
「企業受付 for Sota」
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。