読売テレビのインターネット事業・戦略を担うytvメディアデザインは、同社が運営するウェブメディア「anna(アンナ)」 のコンテンツをスマートスピーカーとポッドキャストで配信することを発表した。
音声コンテンツ配信事業展開にあたっては、ロボットスタートの音声化配信サービス「Audiostart」を利用している。今回の音声コンテンツ配信により、ウェブの記事で「読む」、地上波番組を「見る」に加え、新たに関西の役立ち情報を「聴く」ことが可能になった。同社は多様化するユーザーとの新たな接点構築を目指す。
思わず「あんなぁ」と話したくなるネタを発信
anna(アンナ)は、グルメやおでかけ、イベントなど女性に嬉しいコラムを中心に、関西の女性たちが思わず「あんなぁ!」と誰かに話したくなるような、情報を配信している関西の女性向けメディア。2018年8月に創刊し、様々なジャンルの記事を配信。さらに、地上波テレビでもレギュラー番組(関西エリア)を放送している。
現在の消費者・ユーザーの行動や興味は多様化し、情報の接触方法も同様のことが考えられる。そこでanna(アンナ)では、様々なユーザーへ情報を届ける新たな施策の一環としてポッドキャストやスマートスピーカー上で、音声コンテンツの配信を開始。ウェブの記事で「読む」、地上波番組を「見る」に加え、関西のお役立ち情報を「聴く」ことが可能となる。
Alexa・Podcastで「anna(アンナ)」を聴くには、「関西をもっと楽しむanna(アンナ)」を検索し追加。スマートスピーカーに対して「きょうのニュース」と呼びかけると、関西のイベントやトレンド情報が再生される。(Podcastの場合は「購読」すると以降、最新の記事が配信される)
成長する「音声コンテンツ市場」
現在アメリカを中心に、ポッドキャストなどのオンライン上の「音声コンテンツ」が注目を浴びている。その背景に、アメリカでの視聴者数は人口の半分以上にも拡大している。
昨今では日本でもスマートスピーカーのTVCMも放送され、スマートスピーカーの普及もこの後押しとなってる。同社は「音声コンテンツ」を顧客との新たな接点ととらえつつ、広告収益をあげる新たな市場にもなりうると考えている。
なお、今回の音声コンテンツ配信事業展開にあたっては、メディアの音声化、音声コンテンツにおける広告プラットフォームの開発を進めるロボットスタートの音声化配信サービス「Audiostart」と連携している。
「Audiostart」については下記の記事を参照。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。