ソフトバンクロボティクスが12月5日に渋谷で開業を予定している「Pepper PARLOR(ペッパーパーラー)」。
そこで働くロボットの機種やその役割、提供するメニュー、オリジナルグッズなどが明らかになってきた。お店で働くロボットは「Pepper」「NAO」「Whiz」の3機種。スタッフとして人と共に働き、コミュニケーションロボットは利用者に新しいエンターテインメントを提供する予定だ。
また、NASAのロボットエンジニアとロボット技術者が共同開発したコーヒーマシンも導入されるようだ。
ロボットと過ごす未来を体感できるカフェ「Pepper PARLOR」
Pepper PARLORは、さまざまなロボットが人と共に働き利用客をもてなす、ワクワクする未来が感じられると同時に、おいしくて居心地の良いカフェとしての魅力も兼ね備えたプレミアムパーラー。東急プラザ渋谷のコンセプトを象徴した、「上質さ」と「未来感」を体感できる。
ロボットと過ごす未来を体感できる同カフェは、同社が目指す“人とロボットの共生”を気軽に体感し、ロボットの進化、ロボットと暮らす未来を楽しめる空間を目指したもので、店内には最新のロボットたちが活躍する。Pepper PARLORは12月5日に開業予定。
「Pepper」「NAO」は利用者にエンターテイメントを提供
「Pepper PARLOR」で働くロボットとして発表されたのはコミュニケーションロボットの「pepper」と「NAO」、AI清掃ロボットの「Whiz」の3種類。Pepperは注文の手伝いをしたり、来店客と相席して一緒に遊んだり、記念写真で盛り上げたり、店内のさまざまなところで新しくて楽しいロボット体験を提供する予定だとしている。
NAOはメニューのコンセプトに合わせ、世界のさまざまな国をイメージした繊細で一糸乱れぬダンスを披露。特定の時間にしか見られないレアなパフォーマンスもあるという。
AI清掃ロボット「Whiz」は自動運転技術を活用して、営業終了後の「Pepper PARLOR」の床を毎日きれいに清掃する。
メニューはワッフルやビーガンメニューなどを提供
「Pepper PARLOR」で提供するメニューは「世界を旅するグルメ&スイーツワッフル」をコンセプトに、アメリカ・ニューヨークの三ツ星レストラン「Jean-Georges」本店で日本人初のスー・シェフ(副料理長)に抜てきされた米澤文雄氏が考案。世界各国の料理とワッフルを組み合わせ、同カフェでしか味わえない創造的なメニューを提供する。また、さまざまな人に楽しんでもらえるよう、ビーガンメニューなども用意している。
さらにバリスタやマシン、豆の全てにこだわり尽くした一杯を提供するコーヒースタンド「The Premium Coffee」を「Pepper PARLOR」内に展開。コーヒーは 「すべてのコーヒーをおいしくする」ことをミッションとするミカフェート社の高品質なコーヒー豆を採用し、コーヒークリエイターの中川亮太氏が「Pepper PARLOR Premium Blend」として、シーズンごとに作り上げる。
コーヒーを入れるマシンにはNASAのロボットエンジニアとロボット技術者が共同開発した「Poursteady(ポアステディ)」を採用。注ぎ、蒸らしなどは中川氏の匠の技をプログラミング化し完全に再現しているため、いつでも最高の技術で入れた上質なコーヒーを楽しみことができる。
オリジナルグッズはTシャツ、トートバッグ、マグカップなどを販売
オリジナルグッズは、「世界を旅する Pepper」をコンセプトに、人気イラストレーター松本セイジ氏のオリジナルイラスト入りマグカップや、Tシャツなどを販売。また、渋谷のショコラティエ「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ」とコラボレーションしたチョコレートや「The Premium Coffee」で提供する「Pepper PARLOR Premium Blend」のコーヒー豆も販売する。
さらに、「Pepper PARLOR こだわりの NIPPON モノづくり」をテーマに“日本のモノづくり”として語りたくなるような逸品に、「Pepper PARLOR」のロゴをデザインしたオリジナルのキーホルダーやハンカチ、ノート、トートバッグなども取り扱う。
Pepper PARLOR