インタラクティブ音声広告のCMコンテスト「インタラ広告グランプリ」開催 音声配信サービス「Radiotalk」主催、radikoが協賛

Radiotalk株式会社は、AI技術を活用した「インタラクティブ音声広告システム」のパイロットテストの一環として、一般リスナー参加によるCMコンテストを開催することを発表した。

コンテストでは、合計最大35秒のradiko広告作品をユーザーが収録してTwitterにハッシュタグ「#radikoトーク」をつけて投稿。最優秀作品に選ばれると、番組提供費として1ヶ月10万円(3か月合計30万円)が進呈される。


最優秀作品はRadiotalkで配信

「インタラクティブ音声広告」は、音声広告に対するリスナーの音声での回答から広告への興味有無を識別し、興味のあるリスナーにのみ追加の広告情報を配信する、現在開発中の対話型の広告システム。



今回開催する広告コンテストは、radikoの協力のもとradiko広告作品を一般募集し、応募作品の中から最優秀作品を選出。最優秀作品を実際の「インタラクティブ音声広告」として制作し、Radiotalkで配信する。

ラジコは、今いるエリアで放送しているラジオ局をパソコンやスマートフォンで聴くことのできるサービス。タイムフリー機能で過去1週間以内に放送された番組を後から聴くことのでき、ラジコプレミアム会員になると、エリアフリーで日本全国のラジオ局が聴き放題になる。

広告の作品例としては、「全国のラジオ局が聞けるアプリがあるんだけど興味あるよね?」という問いに対し、ユーザーがYESと答えると、「(YESと答えた人のみが聞ける)だよね!ラジコってアプリなんだけど、放送エリア内の番組だと無料で、全国のラジオも月額350円(税別)で聞けるらしいよ!これは絶対ダウンロードしないとだね!」という広告が流れる。


Radiotalk公式サイトから引用
トーク形式
トークの中に、以下3つのポイントを盛り込んで配信する。(合計最大35秒)
①「radiko」の簡単な紹介(最大10秒)
② 必ず最後に「というアプリなんだけど、みんな興味あるよね?」「もう少し詳しい説明ききたい?」など、リスナーがCMの続きを聴くかどうかを「YES」か「NO」で答えられる質問をする。(最大5秒)
③ ②の質問に対して『興味がある』『YES』などと答えた人にのみ流れる追加CM(最大20秒)

【例】
①「全国のラジオ局が聞けるアプリがあるんだけど興味あるよね?」
②「(YESと答えた人のみが聞ける)だよね!ラジコってアプリなんだけど、放送エリア内の番組だと無料で、全国のラジオも月額350円税別で聞けるらしいよ!これは絶対ダウンロードしないとだね!」

事務局による審査により、見事グランプリに輝いたユーザーには、Radiotalkでの番組提供費30万円が進呈される。radiko広告作品の募集期間は2020年1月6日~2月2日(日)まで。

応募方法は以下の通り。


■応募方法

1.アプリ「Radiotalk(ラジオトーク)」をダウンロード。

2.黄色いマイクボタンから広告企画の作成・収録を行い、1分以内に、トークをする。

3.収録完了後、トークの内容詳細部分にハッシュタグ「#radikoトーク」をつけて配信。(「ハッシュタグ」と書かれているボタンをタップすると、候補として上の方に出てくる)

4. Twitterに、ハッシュタグ「#radikoトーク」をつけてシェアすると応募完了。

受賞作品の発表は、2020年2月下旬。グランプリに輝いたユーザーは、TwitterのDMにて連絡される。

同社は「最優秀作品を実際の「インタラクティブ音声広告」として制作し、Radiotalkで広告配信することで、より多くの方々に新たな音声広告を体験していただくとともに、企業によるRadiotalkユーザーへのスポンサードを促進してまいります」としている。


「インタラクティブ音声広告システム」とは?

AI技術を活用した音声解析技術により、聴取者の音声回答から広告への興味有無を識別し、興味のある聴取者にのみ追加の広告情報を配信するシステム。米国の音声広告テクノロジー企業Instreamatic社から提供され、博報堂DYメディアパートナーズが開発を進めている。



元来の音声広告は、聴取者へ一方的に情報を届けることしかできず、聴取者のレスポンス計測ができなかった。インタラクティブ音声広告システムは、キャンペーンの掲載結果をリアルタイムで測定することができるため、ブランディングキャンペーンに加え、成果に基づくダイレクトマーケティングのニーズを取り込む新たな機会が生まれるという。

また、音声認識技術や、スマートスピーカーやコネクテッドカーなどのIoTデバイスが今後ますます普及することにより、音声入出力をベースとしたサービスが大幅に増加することが予想されるが、スクリーンやボタンにタッチする必要がなく、音声のみでインタラクティビティを実現できるため、さまざまなデバイスやサービスに導入できる可能性があるという。 

関連サイト
Radiotalk
ラジコ

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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