キヤノンは、レンズ交換式カメラ(※)の遠隔操作を実現する静止画撮影用のリモート制御ソリューション「ロボティックカメラシステム CR-S700R」を2020年2月下旬に発売することを発表した。以下、プレスリリースより。
スポーツをはじめとする報道現場において、従来の撮影方法では撮影できないさまざまな視点や角度から静止画を撮影できる、カメラを遠隔操作して撮影するリモート撮影と呼ばれる撮影技術が広がりをみせています。世界各国・地域のニーズをくみ取りながら開発した“ロボティックカメラシステム CR-S700R”は、報道現場におけるプロフォトグラファーの静止画撮影を支援し、レンズ交換式カメラの遠隔操作を実現します。
■ レンズ交換式カメラの遠隔操作を実現するリモート制御ソリューション
“ロボティックカメラシステム CR-S700R”は、対応するレンズ交換式カメラを組み合わせることで静止画の遠隔操作や撮影ができるリモート雲台と、カメラとリモート雲台を制御する同梱(どうこん)の小型・軽量なゲートウェイ装置で構成されるリモート制御ソリューションです。また、別売りのソフトウエア“カメラリモートアプリケーションCR-A100”を使用することで、複数のカメラをPCから遠隔操作し、ライブビュー画像の表示や、指定した複数のカメラによる同時撮影ができます。
■ 報道現場におけるプロフォトグラファーの静止画撮影に貢献
リモート雲台は、雲台の回転軸をレンズの光軸と直交させるセンター型を採用することで、装着したカメラのズーム・パン・チルト・ロールなどの操作を直感的に行うことができ、スポーツイベントなどで高速で移動する被写体の追従などに適しています。また、静止画撮影に特化することで小型・軽量な筐体(きょうたい)を実現しつつ、複雑でかさばりやすい有線接続を簡素化するゲートウェイ装置や、一人のオペレーターが複数台のカメラを操作できる別売りのPC用ソフトウエアにより、報道現場の静止画撮影におけるワークフローの効率化に貢献します。
なお、キヤノンは1月7日に、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」を発表している。
新開発の有効画素数約2010万画素(※1)フルサイズCMOSセンサーと、新映像エンジン「DIGIC X」やAF専用のセンサーなど、キーデバイス一新により最高約20コマ/秒の高速連写と高精度AFを実現している。
キヤノン 公式ホームページ